2025年(令和7年) 3月19日(水)付紙面より
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鶴岡市下川の善寳寺(水口道雄住職)で17日、春彼岸に合わせた境内の夜間ライトアップが始まった。本堂正面やいずれも国の登録有形文化財の山門、五重塔などが光に照らされて宵闇に浮かび上がり、境内は厳かな雰囲気に包まれている。
善寳寺は1200年以上の歴史を持ち、海を守護する龍神を祭る。東北各地や北海道、北陸などの漁業関係者をはじめ全国から多くの参拝者が訪れ、鶴岡を代表する観光地となっている。境内のライトアップは2013年の山形デスティネーションキャンペーン・プレイベントで初めて実施した。以来、毎年さまざまなイベントに合わせて行っており、春彼岸に合わせての点灯は今回が初。
今回は本堂正面や山門、五重塔、弥勒尊像、五百羅漢堂などをライトアップ。このうち総ひのき造り、銅板ぶきの重厚な山門は、全体に施された彫り物の陰影も手伝い、宵闇に荘厳な姿を浮かび上がらせている。
ライトアップの期間は彼岸明けの23日(日)まで。連日午後6時から同9時まで点灯する。