2025年(令和7年) 3月20日(木)付紙面より
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酒田市の酒田東高校(齋藤一志校長)の探究科1年次による海外研修の出発式が18日、同市の庄内空港で行われ、希望した生徒36人がマレーシアに旅立った。
文部科学省「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定を受ける同校が、生徒たちにグローバル・科学的視点で課題解決を目指す思考力・コミュニケーション力を身に付けてもらうとともに、多様な人々との「協働」の在り方を学んでもらおうと2019年から企画。生徒たちは事前学習を行うなど準備を重ね、集大成として23日(日)までの5泊6日の日程でマレーシアを訪問。現地の農村でホームステイを体験するほか、高校生や大学生と交流する。
出発式では齋藤校長が「少しでも多くのことを吸収できるように自分から交流してほしい。マレーシアから帰国したときに一回り成長した姿を見られることを楽しみにしている」と激励。生徒を代表し奥山翔太さん(16)が「現地の人々と交流することでグローバルな視点を身に付けられると期待している。この研修を自分の進路選択や未来に生きるものにしていきたい」と抱負を述べた。
一行はクアラルンプールの企業でパーム油産業について研修するほか、郊外の農村の各家庭でホームステイ、スルタン・アラーム・シャー高やプトラ大学を訪問し現地の若者と交流を深める。