2025年(令和7年) 3月23日(日)付紙面より
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架け替えが進められていた鶴岡市本町二丁目と三丁目をつなぐ柳橋(市道七日町柳橋線)の工事が完了し21日、現地で安全祈願祭が行われた。地元住民や市、工事業者などが参列し、橋の完成を祝って渡り初めを行った。
柳橋は約150年前の明治期、鶴岡市街地の内川に架けられ、約70年前の1954(昭和29)年に架け替えられた。鶴岡市役所方面から七日町観音堂に抜ける橋として、多くの市民が利用した。
その旧橋も老朽化が進み、2022年夏ごろから解体工事に着手。翌23年9月にコンクリート柱を打ち込む橋下部工工事に入り、上部工工事や転落防止用の柵などを設置する付帯工事が施され、今月18日に全ての工事が完了した。架け替え工事は笠原建設工業(鶴岡市日枝)が担当した。
新橋は長さ約22・7メートル、幅約6メートル(柵の付いた地覆部分を合わせると約7・2メートル)で、内川下流側の路側帯(幅約1・5メートル)が広くなった。旧橋は3トン以上の車両に規制があったが、新橋はなくなった。事業費は3カ年合計で約3・6億円。
この日の安全祈願祭には皆川治市長や地元町内会関係者、住民、工事業者など30人余りが参列。祝詞や玉串をささげて柳橋の安全な利用を祈願した。
架け替え工事を担当した笠原建設工業の笠原俊一社長が「3年の長きにわたり地元町内会、住民の皆さんにいろいろとお世話になり大変感謝している。市役所方面と七日町をつなぐ橋として、大勢の市民から大切に利用してもらいたい」とあいさつ。その後、参列者全員で渡り初めを行い、新しい橋の完成を祝った。柳橋は22日に供用開始。