2025年(令和7年) 4月11日(金)付紙面より
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市民に畑地を提供し野菜作りを楽しんでもらう山形大学農学部(渡部徹学部長)のキャンパス北側にある交流農園が今年もスタートした。鶴岡市民29人が申し込み初日の9日は抽選で決められた区画を耕した。
畑地の広さは40平方メートルと80平方メートルの計31区画。例年4月から11月にかけて市民が区画のオーナーとなり、ナスやトマト、枝豆、キュウリ、キャベツといった野菜を自由に栽培している。
この日は農学部内でレクチャーを受けた後、農園に出かけ畑地にたい肥をまいた。鶴岡市内の男性オーナーは「今年も夏野菜の他に岐阜県から在来カボチャの種を取り寄せて育てる予定。特にカボチャのスープにするとおいしい。今から収穫が楽しみ」と笑顔をみせた。
1区画(80平方メートル)は農学部グラウンドそばにある「新形こども園」に無償提供する。例年通り同園ではジャガイモ作りを園児に体験させ、収穫の喜びを伝える。