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2025年(令和7年) 4月11日(金)付紙面より

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志を胸に抱き 資格取得へ決意 酒田調理師専門学校入学式

 酒田市の酒田調理師専門学校(御舩明彦校長)の入学式が10日、同校講堂で行われ、編入1人を含め高度調理技術、調理両科の新入学生計24人が志を胸に抱き資格取得に向けた新たなスタートを切った。

 本年度、入学したのは1年課程の調理科55回生9人、2年課程の高度調理技術科23回生15人。式では「調理師の道」唱和、校歌斉唱に続き一人一人の名前を読み上げられた。

 御舩校長は式辞で、鶴岡市がユネスコ食文化創造都市認定から昨年で10周年を迎えたことに触れ、「庄内地域は一つの文化圏で、食材の宝庫。豊富な食材を用い、世の中の変化に関心を持ちながら学識・腕に磨きを掛けて。ここでの学びが桜のように立派な花を咲かせることを祈念する」と。来賓を代表し矢口明子酒田市長は「目標へ進む第一歩。今しかできない学びの時間を大切にしてほしい」と祝辞を述べた。

 新入学生を代表して高度調理技術科の佐藤桃花さん(19)=鶴岡市道形町、鶴岡中央高卒=が「励ましの言葉を胸に刻み、日々精進していく」と誓った。学生たちは調理技術を磨くとともに、衛生管理、経営などに関する知識も深める。

新入学生を代表し誓いの言葉を述べる佐藤さん
新入学生を代表し誓いの言葉を述べる佐藤さん


2025年(令和7年) 4月11日(金)付紙面より

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春耕の喜び 収穫楽しみ!! 山大農学部交流農園スタート

 市民に畑地を提供し野菜作りを楽しんでもらう山形大学農学部(渡部徹学部長)のキャンパス北側にある交流農園が今年もスタートした。鶴岡市民29人が申し込み初日の9日は抽選で決められた区画を耕した。

 畑地の広さは40平方メートルと80平方メートルの計31区画。例年4月から11月にかけて市民が区画のオーナーとなり、ナスやトマト、枝豆、キュウリ、キャベツといった野菜を自由に栽培している。

 この日は農学部内でレクチャーを受けた後、農園に出かけ畑地にたい肥をまいた。鶴岡市内の男性オーナーは「今年も夏野菜の他に岐阜県から在来カボチャの種を取り寄せて育てる予定。特にカボチャのスープにするとおいしい。今から収穫が楽しみ」と笑顔をみせた。

 1区画(80平方メートル)は農学部グラウンドそばにある「新形こども園」に無償提供する。例年通り同園ではジャガイモ作りを園児に体験させ、収穫の喜びを伝える。

たい肥をまいて土をならす市民
たい肥をまいて土をならす市民


2025年(令和7年) 4月11日(金)付紙面より

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庄内地域の企業の魅力 若手社員らに取材まとめる

 庄内地域の企業などが持っている魅力を若者目線で広く発信しようと、東北公益文科大学(酒田市)の学生有志が、そこで働く若手社員らを取材してまとめた冊子「ハタラクカタチ」を発行した。2019年度から毎年作成しているもので、6号目。広く庄内地域の高校生に配布するほか、公益大ホームページに掲載。携わった学生たちは「見やすさと読み応えに力を入れた。企業の魅力が伝われば」と話している。

 昨年春に当時の2、3年生有志7人がプロジェクトチームを結成し、公益大地域共創センターの協力、庄内開発協議会「公益のふるさとづくり活動補助金」の助成を受けて製作したもの。学生自らアポイントメントを取り、酒田、鶴岡両市の5つの事業所を分担し訪問。経営者や、公益大卒業生ら若手社員に「ワーク」「ライフ」の2つの視点でインタビューしまとめ、訪問した学生がその事業所について思ったことを自由につづった「VOICE」で「企業の魅力」を考察。同11月に行われた庄内地域企業見学バスツアー(庄内地区商工会広域連携協議会主催)で視察した企業・団体3社もレポートしている。

 プロジェクトリーダーを務めた4年の菅原綾乃さん(21)は「文章を作るのが大変だったが、読み応えのあるものになったと思う」と。同じく4年の大瀧里奈さん(21)は「こだわったのは表紙。仕事に対する思いや生きがいを聞き貴重な体験になった」、3年の今野美歩さん(21)は「企業の説明を聞きまとめるのが難しかった。企業の魅力が伝われば」と話した。

 冊子はA4判、オールカラー17ページ。5000部を発行し、庄内地域の高校3年生に配布するほか、図書館などに配置する。巻末には庄内地域、県内の企業などを広く紹介しているリクルートメディアサイトのQRコードを記載。冊子に関する問い合わせは公益大地域共創センター=電0234(41)1115=へ。

公益大学生有志が製作した冊子「ハタラクカタチ」
公益大学生有志が製作した冊子「ハタラクカタチ」


2025年(令和7年) 4月11日(金)付紙面より

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鶴岡市立新図書館 33年度開館目指す

 鶴岡市は新しい市立図書館(本館)の整備に向けた基本構想を策定した。家中新町の住宅街にある現在の図書館を、アクセス性や中心市街地活性化への波及を考慮して移転用地を選定し、2033年度の新図書館開館を目指す。

 現在の図書館本館は1985(昭和60)年3月に完成し、築40年になる。施設の老朽化や駐車場不足、収蔵スペース不足などが課題となっている。加えて、近年は図書館に求められる機能や市民ニーズが多様化していることもあり、新図書館整備構想が浮上した。これまでに図書館の現状と課題を整理し、24年度は有識者や関係者らによる基本構想企画懇話会、ワークショップ形式による市民参加の図書館ミーティング、子どもや保護者を含めた市民各層を対象としたアンケートなどで意見を聞き、新図書館整備事業基本構想をまとめた。

 基本理念に「学び 出あい みんなでつくる つるおか図書館」を掲げ、「居場所」「子ども」「郷土」など5つのキーワードを設定。想定する新たな機能として、データベースの導入、デジタル資料への対応のほか、交流や創作活動、飲食ができるスペースなどを盛り込んだ。

 整備用地については、中心市街地活性化に向け、JR鶴岡駅前から鶴岡公園の周辺にかけてのエリアを想定。施設規模は現在の図書館の2倍程度となる延べ床面積3500―4500平方メートルを見込む。市は25年度に基本計画の策定を予定し、事業用地を決定する方針。その後、官民連携手法導入可能性調査、基本・実施設計、2―3年の建築工事を経て、33年度の新図書館供用開始のスケジュールを想定している。



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