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2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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作況指数 庄内99「平年並み」 東北農政局9月25日現在 予想収量584キロ前年比減 白未熟粒が散見

 東北農政局は14日、本年産水稲の作付面積と9月25日現在における予想収穫量を発表した。本県の予想収量(10アール当たり)は589キロ(前年同期比5キロ減)、庄内は584キロ(同13キロ減)となる見込み。県全体の作況指数は100、庄内は99といずれも「平年並み」となっている。

 県内の水田320地点を対象に調査を行った。県全体の作付面積は6万7400ヘクタールで前年比500ヘクタールの減。主食用作付面積は5万2400ヘクタールで前年比300ヘクタールの減少が見込まれる。

 先月25日現在の作柄について同局は「5、6月の高温や日照不足の影響で全もみ数が平年と比べて少なくなったが、出穂期以降の高温により登熟が順調に進んだ」とした一方、「全体的に白未熟粒が散見される」と説明した。主食用作付面積に10アール当たりの予想収量を乗じた予想収穫量(主食用)は30万8600トンで、前年比4400トンの減少が見込まれる。

 庄内以外の県内各地域の予想収量は村山618キロ(前年同期比8キロ増)、置賜594キロ(同9キロ増)、最上556キロ(同17キロ減)。


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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考 新聞週間に考えること 地域で愛される新聞でありたい

 「ニュースは新聞でなく、インターネットで見聞きする」―。そんな風潮が広がって、新聞離れが進んでいる。今年の新聞週間(15~21日)の代表標語は札幌市の31歳の女性の「今を知り 過去を学んで 明日を読む」。記録性のある新聞は過去を知ることができ、再考することで新しい発想も生まれる。

 ネットで検索すれば、多彩なニュースや情報を見ることができる。しかし、それらは新聞社(テレビも)が取材した記事を転載しているケースが多い。新聞社の取材がなければネットに載ることがない情報もある。新聞の存在意義は大きいということであろう。

     ■

 新聞には投書欄があり、読者から喜怒哀楽の多彩な声が届く。新聞へのお叱りや励ましの声、政治批判の投書も少なくない。掲載は実名、年齢、職業、居住地が明記されている。真実を報道する新聞の使命を表す一端で、誹謗(ひぼう)中傷は目にしない。本紙の「読者のページ」も同様だ。

 ネット全盛の時代で、誰もがSNSを駆使して情報を発信するようになった。しかし匿名による発信も多い。不確かな情報を基に他人を誹謗中傷するような書き込みをし、誰かを傷付けることも少なくない。一時の感情の高まりという勢いに任せ、暴言を発信することはないだろうか。新聞の投書欄と明らかに異なる発信(発言)の仕方だ。

 昔から語られてきた学びの基本は「読み書きそろばん」。物事を知って理解するには、まず読んで考えることに始まる。受け身ばかりでは、何か困難に突き当たった時、乗り越える力が育たないのではないか。

 日本新聞協会が募集した「新聞配達に関するエッセーコンテスト」小学生部門の最優秀賞は、北九州市の4年生の「夜明けのサンタさん」。冬も新聞を届ける配達員のため小遣いでカイロを贈ることにした。新聞は取材と配達する人がいて成り立つ。何よりもうれしい励ましの言葉である。

     ■

 荘内日報の「社是」に「真実の報道で公正な世論を喚起し、地域と共に歩む」とある。地域紙のため、中央の動きを詳細に報道するには限界がある。そんな中にあって、地域に密着した出来事を満載して読者に届けることで、地域に愛される新聞であり続けたいとの誇りを持っている。

 新聞は「社会の出来事について事実や解説を広く伝える定期刊行物」と辞典にはある。新聞にはトップ記事のような大きな扱いもあれば、俗に“ベタ記事”と呼ぶ1段記事もある。だが、そのベタ記事にこそ地域の出来事が詰まっている。新聞を隅々まで読む。新聞は一過性では終わらない知識と思考の宝庫である。

論説委員 粕谷 昭二


2023年(令和5年) 10月15日(日)付紙面より

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珍しい記念切手や日本初はがきも メンバーが長年収集した逸品 日本郵趣協鶴岡「趣味の切手展」

 日本郵趣協会鶴岡支部(五十嵐伸哉支部長)の「趣味の切手展」が鶴岡市みどり町の市中央公民館で始まった。支部のメンバー5人が長年かけて集めた昔の切手やはがきを展示している。

 同支部は毎月1回、鶴岡アートフォーラムで例会を開き、コレクション情報のほか、市民を対象に古い切手を使った「はり絵体験会」も開いている。

 今回の展示は32回目。1873(明治6)年に日本で初めて発行された貴重なはがきをはじめ、1942年に建国10周年を迎えた満州国の記念切手などを紹介している。

 「全国都道府県・地方自治60周年記念切手」をテーマにコレクションした菅原勇さん(84)=鶴岡市陽光町=は「十数年かけて集めた。記念切手を通して各地方自治の時代背景を感じてもらえれば。個人的にはどれもお宝」と笑顔を見せていた。

 展示は16日まで。時間は午前9時から午後5時(最終日は午後3時)まで。入場は無料。15日午後1時から展示作品の説明会がある。鶴岡支部では年齢や性別、経験を問わず一緒にコレクションを楽しむ仲間を募集している。問い合わせは支部連絡責任者の長谷川尚士さん=電0235(22)4180=へ。

「2020東京五輪」で金メダルを獲得した27選手の記念切手と写真を展示したコーナー
「2020東京五輪」で金メダルを獲得した27選手の記念切手と写真を展示したコーナー



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