2023年(令和5年) 06月13日(火)付紙面より
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鶴岡市湯温海のあつみ温泉街で11日、一日限りのスペシャルイベント「あつみ温泉おもてなし祭り」が行われた。朝市広場や「足湯あんべ湯」付近でキッチンカーやクラフト雑貨が出店したほか、たくさんのバラの花を浮かべた足湯が観光客の人気を呼んだ。
同イベントは、出羽商工会温海支所とあつみ観光協会の主催で実施している「ばら園まつり2023」(今月1?30日)の一環として行われた。
この日の午前中は曇りとなったが、前日に続き蒸し暑さを感じる初夏らしい天候。温泉街の朝市広場では、布細工や雑貨、温海地区特産のしな織などが販売され、地元の子どもたちによる念珠関辨天(べんてん)太鼓の演奏なども行われた。
また、あんべ湯では赤やピンク、白、オレンジと色とりどりのバラの花が浮かべられた。東京都から旅行で訪れた40代と50代の夫婦は「もともと加茂水族館を見るため鶴岡市を訪れた。宿泊先のパンフレットでバラの足湯を知り、さっそく漬かりに来た。ゴージャスでお湯もとても気持ち良い」と話し、のんびりと足湯を楽しんでいた。
2023年(令和5年) 06月13日(火)付紙面より
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鶴岡市美原町の住宅地で11日、クマの目撃が3件相次いだ。市民が目撃したのは未明から深夜にかけて。届け出を受けた鶴岡署はパトカーを出動するなどし、周辺住民に注意を呼び掛けている。
同署によると、同日午前1時35分ごろ、美原町のコンビニエンスストア前の市道で車を運転していた40代男性がクマを目撃した。
さらに5時間後の午前6時25分ごろ、美原町公民館から北東約200メートルの駐車場にクマがいると60代男性が同署に届け出た。
午後10時15分ごろには、筬橋(おさばし)児童公園から南へ約150メートルの内川を上流に向かって歩くクマ1頭を60代男性が目撃した。届けがあったクマの体長はいずれも1メートル前後。3件ともクマは早々に目撃現場を立ち去ったという。
11日午前、鶴岡署と鶴岡市、猟友会合わせて約10人が出動し、警戒とともに捜索に当たった。周辺でクマのものとみられる足跡やふんが確認されたが、発見はできなかった。同市教育委員会は周辺の小中学校に緊急メールで注意喚起した。
鶴岡署は12日、現場周辺の学校の登下校時間に合わせ警戒を続け、市などは広報パトロールで周辺住民に注意を呼び掛けた。市によると現場周辺では12日午前、新たな目撃情報は寄せられていないという。
2023年(令和5年) 06月11日(日)付紙面より
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写真愛好者連合組織「全酒田写真連盟」(斎藤和男会長)主催の写真コンテストで、最高賞の土門拳杯に佐藤善友さん(56)=酒田市宮海、酒田フォトクラブ彩=の「うたかた」が選ばれた。佐藤さんの作品をはじめ入賞作品は現在、同市の土門拳記念館に展示されている。
市内の写真愛好団体と個人で組織する同写真連盟が、写真界に偉大な足跡を残した同市出身の写真家・故土門拳さん(市名誉市民、1909―90年)を顕彰するとともに、写真を通じた文化・芸術の振興を目的に毎年この時期に開催している。初開催に当たって土門さんから自らを冠した「土門拳杯」の寄贈を受けた。
50回の節目となった今コンテストでは、コロナ禍の中でも撮影をし続けた意欲ある21人から計58点が出品され、さかた文化財団学芸担当理事で、土門さんに師事した写真家の藤森武さんが審査。土門拳杯1点、特選2点、入選10点の入賞作品計13点が決まった。
最高賞を受けた佐藤さんの作品は、笑顔でシャボン玉を追いかける少女を撮影した一枚。シャボン玉の鮮やかな輝き、少女の表情が絶妙。選評の中で藤森さんは「両手のひらでシャボン玉を取ろうとする女の子の表情がかわいい。シャボン玉を作った人が写っていないのも成功している。冬日の逆光で『春近し』を感じさせる」とコメントしている。土門拳記念館での展示は14日(水)まで。
佐藤さん以外の入賞者は次の通り。(敬称略、かっこ内は所属団体)
◇特選=上野雄三(朋友)池田巳喜雄(若浜ピントクラブ)
◇入選=斎藤和男(酒田フォトクラブ彩)後藤義武(個人)佐藤橿(同)齋藤哲子(酒田フォトクラブ彩)茂木美千子(写美)山本孝子(同)根上和志(同)三浦民雄(同)川俣定一(酒田フォトクラブ彩)佐藤武昭(個人)