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2023年(令和5年) 05月27日(土)付紙面より

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内川に軽快なジャズナンバー響く 松本and塩野「船上ライブ」

 鶴岡市の内川で25日、「船上ジャズライブ」が行われ、川舟に乗った同市在住のサックス奏者・松本健一さんらが軽快にジャズのナンバーを響かせ、天神祭で繰り出した祭り客を楽しませた。

 中心市街地を流れる内川や鶴岡公園そばの慶應義塾大先端生命科学研究所の事務所や東北公益文科大大学院がある「百間堀」の水辺の魅力を再認識してもらおうと、地元の音楽関係者でつくった鶴岡リバーサイド音楽祭実行委員会(丹下道幸委員長)が企画。鶴園橋の下と内川ほっとパーク前で演奏を披露した。

 天神祭のパレードコースとなっている鶴園橋では、化けもの姿の船頭が操る舟下りで前触れの音を響かせながら橋の下流に到着。重石を川底に沈めて舟を止め、松本さんと酒田市在住の塩野博紀さんのドラムの掛け合いで水面にジャズを響かせた。

 青空の下、2人が奏でる音は薫風に乗って鶴園橋の上の聴衆に届き、橋からきれいに見えた残雪が白く輝く鳥海山と赤い欄干の三雪橋、両岸の新緑の街路樹の景観と相まって、聴衆から「すてきだね」の声が上がっていた。

 同音楽祭は7月22日(土)夜に内川ほっとパーク周辺、8月5日(土)夜には百間堀で予定されている。問い合わせは丹下実行委員長=電070(1057)8311=へ。

祭り客を喜ばせた「船上ジャズライブ」=25日午後2時ごろ、鶴園橋下流
祭り客を喜ばせた「船上ジャズライブ」=25日午後2時ごろ、鶴園橋下流


2023年(令和5年) 05月27日(土)付紙面より

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田んぼで泥だらけ歓声上がる 鳥海小 「体験田植え」で地域と交流

 酒田市の鳥海小学校(齋藤清志校長)の5年生25人が23日、同校敷地内の実習田で地域住民と共に田植えを体験した。

 同校では、庄内の基幹産業である農業への理解と郷土愛を深めることなどを目的に、学区内の本楯、上田、南遊佐の3コミュニティ振興会の役員らが“先生”となり、稲の生育などについて学習する5年生が、総合学習と社会科の授業の一環として、同校敷地内にある実習田(1200平方メートル)で、田植え、収穫、脱穀、販売までの一連の作業を毎年体験している。昨年は約395キロの米を収穫した。

 この日は5年生児童と3コミ振の役員ら計約40人が参加。児童たちは「はえぬき」の苗の植え方を聞いた後、慣れない足取りで田んぼに入ると「うまく歩けない」「足が抜けない」など大歓声。“先生”たちから田んぼでのバランスの取り方などを聞きながら丁寧に手植えしていた。参加した寺田侑叶(ゆうと)くん(10)は「初めて田植えをしたが、友達と協力して楽しくできた。田んぼの中は気持ちよかった。おいしいお米になるよう世話したい」などと話していた。

 同校には足踏み脱穀機も保管されており、児童たちは秋に脱穀作業も体験する。収穫した新米は3コミ振の文化祭に合わせ児童たちが販売する。今後、地域の“先生”を同校に招く感謝の集いも開催する予定。

稲の手植えを体験する鳥海小児童
稲の手植えを体験する鳥海小児童


2023年(令和5年) 05月26日(金)付紙面より

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全国新酒鑑評会・山形県9年ぶり3度目の日本一 金賞受賞20銘柄 庄内が9銘柄

 独立行政法人酒類総合研究所(広島県東広島市)は24日、新酒の出来栄えを競う「2022酒造年度全国新酒鑑評会」の結果を発表した。特に優秀な酒に与えられる金賞に県内から20銘柄が選ばれ、都道府県別の金賞受賞数で9年ぶり3度目の日本一になった。金賞20銘柄のうち庄内地域は9銘柄に上り、ほぼ半数を占めた。庄内の各酒蔵の酒造技術の高さと品質の確かさを全国に示した結果ともなり、庄内の関係者は「長年にわたる技術研さんの積み重ねがある。さらに良い酒造りに努めていく」と話した。

酒造技術の高さ確かな品質示す

 新酒鑑評会は全国規模で行われる唯一の品評会で、清酒の品質と技術の向上などを目的に同研究所と日本酒造組合中央会が主催している。111回目の今回は全国から818銘柄が出品された。予審と決審を経て入賞酒394銘柄を選んだ上で、このうち218銘柄が金賞に輝いた。

 都道府県別金賞受賞数は、2位の兵庫県が19銘柄、3位の長野県が16銘柄。昨年まで9年連続1位だった福島県は14銘柄で5位だった。

 鶴岡酒造協議会の渡會俊仁会長(渡會本店社長)は、県が独自開発した酒米「雪女神」を使った銘柄が庄内でも増え、酒米の力を生かす醸造方法に習熟してきたことが金賞数の伸びにつながったとし、「オール山形で各酒蔵が技術をオープンにして現場担当者レベルで研さんを積む山形県研醸会の存在が大きい」と話す。

 県酒造組合の小関敏彦特別顧問は「40年ほど前に始まった県の研醸会は、先行していた酒田の研醸会を参考に県全体に広めたもの。今も庄内の酒蔵は全体で集まって検討会を継続し、秋田、新潟の酒蔵も参加しており、技術向上への取り組みが進んでいる」と評価している。

 庄内地域の金賞、入賞銘柄と酒蔵は次の通り。

 ◇金賞▽白露垂珠(竹の露・鶴岡市)▽大山(加藤嘉八郎酒造・同)▽栄光冨士(冨士酒造・同)▽上喜元(酒田酒造・酒田市)▽初孫(東北銘醸・同)▽松嶺の富士(松山酒造・同)▽倭櫻(佐藤佐治右衛門・庄内町)▽杉勇(杉勇蕨岡酒造場・遊佐町)▽三十六人衆 飛天(菊勇・酒田市)

 ◇入賞▽くどき上手(亀の井酒造・鶴岡市)▽鯉川(鯉川酒造・庄内町)



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