2024年11月27日 水曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2023年(令和5年) 05月21日(日)付紙面より

ツイート

全国ファイナル目指し熱戦 ラジコンカーユーザー 120人鶴岡市に集結!!

 27分の1スケールのラジコンカーを操りレース技術を競う「ミニッツミーティングinエスモール」が20日、鶴岡市のエスモールで開かれた。全国各地から腕自慢のユーザーが集まり、全国大会のファイナルチャンピオンシップへの出場権を懸けてレースに臨んだ。

 ミニッツ(MINI―Z)はホビーメーカーの京商(神奈川県厚木市)が製作・販売するラジコンカー。車体は15?20センチほどの小型だが時速約20キロ(非改造)と高い走行性能で知られる。この速度は実際の車のサイズに直すと時速約450キロにもなるという。

 鶴岡市での大会は、車両整備・販売などを手掛けるARROWS(アローズ、鶴岡市宝田二丁目)代表取締役の金野隆行さんが8年かけて地方大会開催を誘致し、2019年に第1回大会が実現した。コロナ禍の影響で今回4年ぶりの第2回大会となった。

 今回は北海道から九州まで延べ約120人がエントリー。年齢は10?60代と幅広く、女性も1人出場した。出場者は別室のピットスペースで車体や駆動部分、送信機などを入念にチェックし、特設コースが設置されたレース会場へ。高さ30センチほどの操縦台に立ち、それぞれの車体を走らせた。

 今大会唯一の女性出場者の小川真悠子さん(42)=北海道在住=は本番を前に「代表権を取りに来た。車体の調整は今のところ順調。友人と一緒に全国大会へ出場したい」と意気込みを見せていた。

 大会は21日もエスモールで行われる。開店後の午前10?11時ごろにテスト走行が行われ、その後実際のレースとなる。誰でも自由に見学できる。

特設コースで全国の腕自慢がレース技術を競い合った
特設コースで全国の腕自慢がレース技術を競い合った

27分の1スケールの「ミニッツ」。小型だが高い走行性能を持つ
27分の1スケールの「ミニッツ」。小型だが高い走行性能を持つ


2023年(令和5年) 05月20日(土)付紙面より

ツイート

新種?「コブシ」の変種2本 羽黒小にプレゼント 教材に役立ててと鶴岡市の大類さん

 南庄内の植物を調べている大類雄一さん(74)=鶴岡市青柳町=が、新種の可能性がある落葉樹「コブシ」の変種2本を鶴岡市の羽黒小学校(村田透校長、児童197人)にプレゼントした。

 数年前、大類さんが羽黒町川代山の山林でサクラソウを探していたところ、花の色が変わった珍しいコブシを偶然見つけ、枝を挿し木にして育ててきた。いずれも高さは約1メートル50センチ。子どもたちがグラウンド南側に植え「毎年、花を咲かせてくれるといいな」と期待を寄せた。

 コブシは、例年4月に白い花を咲かせる。大類さんが見つけた変種は、花の色がムラサキで咲き始めるとピンク色に変わっていくのが特徴。見つけたときは「シデコブシとモクレンの自然交配で大きくなったものだろうか」と考えたが、他の有識者たちの知見で新種の可能性が高いことが分かった。

 標本用に採取して余った枝を挿し木にしたところ根付き、3年前から花を咲かせるようになったという。「終活に入る歳だから」と笑顔を見せる大類さんは「このまま自宅の庭で育てていてもしょうがない。見つけた地域の小学校に贈り理科の教材に役立ててもらえれば」と提供することにした。

 18日に同校で植樹が行われ、大類さんのアドバイスを受けながら健康美化委員会の児童9人がグラウンドの隅にコブシの変種を植えた。

 委員長の矢野日詩(ひなた)さん(6年)は「とても珍しい木ということなので大切に育てたい。大きくなるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 大類さんは「自然界のものだがもう少し成長するまで定期的に肥料を与え、冬は雪の重みで折れたりしないよう棒で支えてやればOK。あとは何もしなくても育つと思う」と話した。

 村田校長は「新種になるかもしれない貴重なコブシを頂き大類さんの厚意に感謝したい。観察を通して自然を愛し環境について考える学習につなげたいと思う」と語った。

グラウンドの隅に植えたコブシの変種(左側)と羽黒小の子どもたち
グラウンドの隅に植えたコブシの変種(左側)と羽黒小の子どもたち

今年4月、花を咲かせたコブシの変種=大類さん撮影
今年4月、花を咲かせたコブシの変種=大類さん撮影


2023年(令和5年) 05月20日(土)付紙面より

ツイート

天神祭パレード 応援を!! 自作チラシ配りアピール 「心一つに元気でがんばります」 朝五小4年生「さくらキッズ」

 天神祭を前に、パレードで躍りを披露する鶴岡市の朝暘第五小学校(齋藤禎行校長、児童370人)の4年生53人は18日、同市の日吉商店街などを巡り、パレードの応援を呼び掛ける自作チラシを配った。

 市中央児童館とJR鶴岡駅前交差点の2カ所からスタートする従来のパレードが4年ぶりに繰り広げられることを受け、自分たちがパレードで巡る商店街を元気づけようと、地域学習の一環で初の実施。チラシは12種類作り、A4サイズの用紙にそれぞれ鳴子や法被、鶴岡天満宮など天神祭にちなんだイラストや「さくらキッズ 心を一つに元気でがんばります!」などのメッセージを書いた。

 この日は日吉商店街と駅前商店街の鮮魚店や家具店など約25軒を数班に分かれて回った。このうち同市日吉町の長南牛肉店には児童全員で訪れ、長南リサ常務に「ぜひ見に来てください」とチラシを手渡した。

 山本脩悟君(9)は「一生懸命作った。僕たちの踊りをたくさんの人に見てもらいたい」と笑顔を見せた。

 同店に30年以上勤めているという加藤実さん(62)=同市本町三丁目=は「地域のことを知るいいきっかけだと思う。地元愛を育んで、地元を大切にできる大人になってほしい」と話した。

パレードでの応援を呼び掛けるチラシを手渡す児童
パレードでの応援を呼び掛けるチラシを手渡す児童



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field