2023年(令和5年) 09月20日(水)付紙面より
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第2回Kamiji Cup柔道フェスティバルが16、17日の2日間、鶴岡市の羽黒高校で開かれた。2016年リオデジャネイロ五輪銀メダリストの原沢久喜選手(31)による練習会や県内外の高校生によるリーグ戦、クラフトワークショップなどが行われた。
イベントを通じて柔道の楽しさを感じてもらおうと羽黒高校の工業科の生徒でつくる学生団体「プロフェッショナルラボ」が主催した。大会名の「Kamiji」は羽黒山大鳥居から同校へ向かって伸びる神路坂に由来する。高校生の部は東北を中心に7県12校、小学生の部は県内5チームの計約150人が出場。16日に団体リーグ戦、17日に個人トーナメント戦が行われ、各校が熱戦を繰り広げた。
原沢選手による練習会では、本人との乱取りや質疑応答が行われ、選手たちはメダリストの技術を間近で体感した。また、会場ではキッチンカーの出店や庄内産の果樹販売なども行われた。
2023年(令和5年) 09月20日(水)付紙面より
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荘内日報社が主催する第37回荘日杯争奪スポ少野球庄内選手権大会の決勝戦が18日、鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムで行われた。決勝は同大会初のナイターで行われ、鶴岡・田川地区同士の峰栄スピリッツと暘光レッドソックスが激突し熱戦を展開した。
峰栄スピリッツ優勝!! 決勝で暘光レッドソックス下す 第37回荘日杯争奪スポ少野球 最優秀に升選手(峰栄)
第37回荘日杯争奪スポ少野球庄内選手権大会(荘内日報社主催、鶴岡、酒田両地区野球連盟主管、鶴岡市スポーツ少年団野球部会、酒田市スポーツ少年団野球専門部会後援)の決勝戦が18日、鶴岡市の鶴岡ドリームスタジアムで行われた。熱戦の結果、峰栄スピリッツが13―3で勝利し、荘日杯を獲得。最優秀選手には3安打1打点とチームの勝利に貢献した峰栄の升一路(ひいろ)選手(5年)が選ばれた。
今大会は今月3日に鶴岡市西部公園多目的広場で1回戦2試合が行われた。日中の高温が続いていたため、各チームとも1日1試合とし、決勝戦は18日とした。
試合後の表彰式で荘内日報社の橋本政之社長が「スポ少野球の面白さ、楽しさに加え、各選手の今後の活躍に期待を抱く大会となった。庄内から優れた選手がさらに出るよう大会を継続していく。皆さんもさらに頑張ってほしい」と講評。峰栄の田澤啓太主将など選手代表が、荘日杯と表彰状、田川地区在住の60歳以上の男性でつくる野球チーム「鶴岡オールドボーイズ」から寄贈された優勝杯を受け取った。最優秀の升選手には記念品が贈られた。
◇決勝
峰栄スピリッツ
010426|13
000102| 3
暘光レッドソックス
(峰)田澤、柳沼俊、渡辺、田澤―升、田澤、柳沼俊(暘)戸林、河野琉、河野瑛、河野琉―薄葉▽本塁打=柳沼俊(峰)▽二塁打=田澤、升、栗本驍、柳沼俊(峰)
●…2回に1点を先制した峰栄は4回、1死二塁から栗本驍、柳沼俊の連続長打や、田澤の左中間を破る二塁打などで4点を追加。5回に2点を加えた後、6回には2死満塁で柳沼俊が右中間へ満塁本塁打を放つなど一挙6点を奪い、試合を決めた。
暘光は4回に相手のバッテリーエラーで1点を返し、6回にも盗塁と敵失で2点を奪うなど意地を見せたが、峰栄の投手陣から1安打に抑え込まれた。
2023年(令和5年) 09月19日(火)付紙面より
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鶴岡市美原町で敬老会と夏祭りを合わせた新イベント「美原町フェスティバル2023」が17日、同町公民館周辺で行われた。地域の子どもたちによる一足早いハロウィーンパレードや、演歌でお年寄りを楽しませるお茶のみサロンなどさまざまな手作りの催しが繰り広げられた。
同町では町内会が中心となってこれまで6月に敬老会、8月に夏祭りを開催していたが、近年は人材不足にコロナ禍が加わり3年ほど人の集まるイベントを見送ってきた。
今回、敬老の日(18日)を前に、規模をやや縮小しつつも2つの催しを合わせ、お年寄りから子どもまで地域住民に楽しんでもらおうと町内会役員が新たな形のイベントを企画した。
イベントの一つ「プチ・プレ・ハロウィン」は10月末のハロウィーンに先駆けて、仮装した地域の子どもたち30人余りが参加。魔女や小悪魔、吸血鬼などかわいらしい仮装に身を包み、保護者と共に町内をパレードした。魔女の仮装をした朝暘四小3年の齋藤紗來さん(9)は「ちょっと暑いけど楽しい。ハロウィーンが近付いたらまた仮装してみたい」と話していた。
一方、高齢者を対象にした「お茶のみサロン」では、鶴岡市大山三丁目在住の大戸眞澄さんによるギター弾き語り演歌楽講座「演歌で健康づくり」が行われた。大戸さんは元教師の経験を生かし、歌詞の中の単語を挙げて「ここで歌われた『蹴出し』を知っている人はいますか?」「歌にある女性が締める帯を150センチと仮定すると、春と秋のウエスト差は?」などと聴衆に質問。歌と軽妙なトークでお年寄りを大笑いさせていた。
このほか公民館に隣接する駐車場にはカレーや焼き芋、焼き鳥のキッチンカーが出店。町内会が美原町の全戸約840世帯に500円分の買い物補助券を配布しており、お昼時には家族連れでにぎわった。また、アイスリー出版(美原町)や滝川蒲鉾店(本町一丁目)、富樫ろうそく店(山王町)もイベントに協力した。
美原町内会の阿部一也副会長は「近年は超高齢化が影響して60代、70代でも仕事を続ける人が多く、町内会へ参加できる人が少ない。会長不在をはじめ深刻な人材不足となっている。そうした中で2つの催しを合わせ、コンパクトにして開催した。地域住民の評価を聞きながら来年度以降の町内会活動の指標にしていきたい」と話していた。