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荘内日報ニュース


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2024年(令和6年) 09月25日(水)付紙面より

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庄内浜の食通じて交流 山大留学生と致道館高生 一緒にクチボソ調理楽しむ

 山形大農学部の留学生と致道館高の生徒が庄内浜の魚の料理作りを通して国際交流するイベントが20日、鶴岡市総合保健福祉センターにこ・ふるで行われた。簡単な英語や身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取りながら一緒にマガレイの煮付けを調理し、カナガシラのみそ汁に炊きたてのご飯を加えたメニューで会食を楽しんだ。

 農学部の日本人学生による留学生サポーターと、致道館高の生徒たちが共同で企画。県庄内総合支庁がサポートする庄内浜文化伝道師講座を活用し、鶴岡市美咲町の「魚亭岡ざき」の岡崎雅也さんを講師に迎えた。インドネシア、ベトナム、マレーシア、ルワンダの4カ国13人の留学生が参加し、サポーターの農学部生と高校生を合わせた計21人が4―5人のグループになって調理を体験した。

 致道館高生は英語で庄内浜の魚について説明し、伝道師はマガレイの庄内地方の呼び名・口細(クチボソ)を「ローカルネームはスモールマウス」、カナガシラ(金頭)は「スチールヘッド」などと紹介して和気あいあいの雰囲気で、にぎやかに進んだ。

 致道館高1年の石井颯大郎さん(16)は時折スマートフォンで英単語を確認しながら留学生と一緒に調理し、「最初は留学生の人たちとのやりとりがうまくできるか緊張したけど、乗りが良くてなんとなく雰囲気でコミュニケーションが取れた。逆にそれが楽しかった」と話した。留学生は「魚を調理するのは初めて。レシピが簡単で助かった。高校生とも楽しく会話できた」と喜んでいた。

 農学部国際室の担当者は「学部には20カ国100人ほどの留学生がいる。学生サポーターや高校生たちと、いろんな国の留学生たちとの国際交流を兼ねた楽しめるイベントを今後も企画していきたい」と話していた。

留学生と高校生たちがコミュニケーションを楽しみながら、一緒にマガレイの煮付け調理を体験した
留学生と高校生たちがコミュニケーションを楽しみながら、一緒にマガレイの煮付け調理を体験した


2024年(令和6年) 09月25日(水)付紙面より

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「セレノグラフィカ」鶴岡公演 不思議で愉快 躍動感あふれ 荘銀タクト 健常者と障害者一体のステージ

 市民参加の創作ダンス「セレノグラフィカ×荘銀タクト鶴岡」の公演が23日、荘銀タクト鶴岡で行われた。小学生から大人の鶴岡市民22人が参加し「体と心に届くダンス」を披露した。

 セレノグラフィカは1997年に結成したダンスカンパニー。不思議で愉快な作風の身体体操を持ち味とする。国内のほか、ヨーロッパ各国や韓国、オーストラリアで作品を発表、小中学校といった教育機関と連携した活動も行っている。

 今回の公演は荘銀タクト鶴岡とタイアップ。「このカラダをそよぐ風」をテーマにセレノグラフィカの隅地茉歩さんと阿比留修一さんが中心となって振り付けを考案した。

 リハーサルを経て本番を迎えたこの日はともに鶴岡市在住のダンサーで、ストリートダンスの菊地将晃さん(北海道出身)とバレエスクールを主宰する秦玉美さん(東京都出身)が地域アシスタントとして出演。子どもたちや知的障害者たちと一緒に躍動感あふれるステージを繰り広げた。足が不自由な障害者は車いすを巧みに使った動きを表現。健常者と障害者が一体となったステージに会場に集まった市民から温かい拍手が送られた。

明るく楽しい創作ダンスを披露
明るく楽しい創作ダンスを披露


2024年(令和6年) 09月24日(火)付紙面より

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環境保全の生活スタイル考え体験 環境フェアつるおか エコ川柳バトル、グリーンカーテンコンテスト表彰

 みんなで防ごう!地球温暖化―をキャッチフレーズにした「環境フェアつるおか2024」が22日、鶴岡市のつるしんアリーナ小真木原で行われた。官民合わせて57団体が参加、訪れた市民にリサイクルの大切さや二酸化炭素の排出を抑える生活スタイルを提案した。

 オープニングイベントでは「エコ川柳バトル」と「グリーンカーテンコンテスト」の表彰式が行われ、環境つるおか推進協議会の小谷卓会長(鶴岡高専名誉教授)がエコ川柳バトル・小中学生部門で最優秀賞を受賞した温海中1年の村井結唯さん(作品・緑カーテンほてった地球をクーリング)と一般部門最優秀・鶴岡市淀川町の堀恵美さん(作品・つつましい暮らし味わう幸福度)、自宅でグリーンカーテンを栽培し最優秀賞を受けた鶴岡市下川の佐藤和枝さんらに表彰状を手渡した。村井さんは「少しでも地球温暖化を防ぎたいと思って考えた。最優秀賞に選ばれてうれしい」と話した。

 だがしやクラブ紙しばい部の「環境紙芝居ショー」には多くの親子が集まり昔懐かしい「街頭紙芝居スタイル」で楽しく環境保全について学んだ。会場ではごみの正しい分別を伝えるコーナーや磁石が付いた釣り竿でスチール空き缶を釣って賞品がもらえる体験コーナーもあり、子どもたちの笑顔があふれた。

 山形大学の加々島慎一准教授の講演では、第63次南極地域観測隊(夏隊)に参加した時の体験談を報告。南極の環境変動について伝えた。

オープニングで行われた表彰式。前列右からエコ川柳バトル最優秀賞の堀さんと村井さん、優秀賞の小野寺朝紀君(京田小)、グリーンカーテンコンテスト最優秀賞の佐藤さん
オープニングで行われた表彰式。前列右からエコ川柳バトル最優秀賞の堀さんと村井さん、優秀賞の小野寺朝紀君(京田小)、グリーンカーテンコンテスト最優秀賞の佐藤さん

「環境紙芝居」を披露するだがしやクラブ紙しばい部
「環境紙芝居」を披露するだがしやクラブ紙しばい部



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