2018年(平成30年) 08月14日(火)付紙面より
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鶴岡市出身の絵本作家・つちだよしはるさんの絵本原画展「みんなの図書館」が庄内町の内藤秀因水彩画記念館で開かれている。11日午後はグラスにイラストを描くワークショップが行われ、子どもたちが楽しみながらオリジナルグラスを作った。
原画展は、つちださんの世界を通してより深く図書館に親しんでもらうとともに子どもたちに読書を普及しようと、町教育委員会が毎年この時期に開催している。
今回は新作創作絵本「やくそくの『大地踏』」や新作絵本「ゆきのあさ」などの原画約40点と方言をイラストで表現した「方言コレクション」やラフ画などを多数展示。立川小3年生との交流創作作品や余目中生徒有志によるジュニア学芸員の作品紹介パネルも特別展示している。
11日午後のワークショップには庄内一円から集まった3歳から小学生までの子ども20人と保護者が参加。専用の絵の具を使って絵を描いたり色を塗ったりしてオリジナルのグラスを作った。つちださんも参加し、子どもたちは「動物を描いて」とお願い。クマやウサギ、リス、イヌなどを描いてもらい、笑顔を見せていた。
鶴岡市海老島町の三浦日和さん(7)は「チョウチョや花を描いて楽しかった。つちださんの絵はとってもきれい」と話していた。
展示は9月2日(日)まで。
2018年(平成30年) 08月12日(日)付紙面より
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第100回全国高校野球選手権記念大会(兵庫県西宮市・阪神甲子園球場)6日目の10日、1回戦3試合が行われ、山形県代表の羽黒(15年ぶり2回目)は第3試合に登場。奈良県代表の奈良大付属(初出場)と対戦し、1―4で敗れた。
羽黒の先発は2年右腕の篠田。左の好打者が並ぶ奈良大付属の上位打線に計8安打を打たれたが、8回3分の2を投げ無四死球の粘り強い投球を見せた。打線は初球から積極的に振りにいったが、奈良大付属の主戦を最後まで打ち崩すことができなかった。
羽黒は初回、連続安打を許した後、守備の乱れも絡んで先制点を奪われた。篠田は変化球の制球に苦しんだものの、2回以降は140キロ台の切れのある直球を主体に試合をつくった。3、4回は得点圏に進塁を許すが粘り強く投げ無失点で切り抜けた。しかし、5回に甘く入った変化球を右中間に運ばれて2点本塁打を許した。
3点を追う羽黒は5回、1死から篠田が内野安打で出塁。盗塁を絡めて2死二塁とし、鈴木の中前適時打で1点を返した。7回には2死から篠田、渡部の下位打線が連続安打で得点機をつくるが、後続が打ち取られた。
羽黒の篠田は6回に三者三振を奪い、続く7回は左翼塩崎の好守も飛び出し三者凡退に抑えた。終盤、犠飛で1点を奪われるが、中堅中島の背後へのダイビングキャッチと本塁好返球の2つの好プレーで最少失点にとどめ、最終回の反撃に望みをつないだ。
羽黒は9回、先頭の藤沼の中前安打から1死一、二塁と好機を広げたが、あと一本が出なかった。
2018年(平成30年) 08月12日(日)付紙面より
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お盆休みを古里で過ごす人たちの帰省ラッシュが11日、ピークを迎えた。庄内地方のJR各駅では大きな荷物を手にした帰省客で混み合い、出迎えの家族との再会を喜ぶ姿が見られた。
JR東日本によると、お盆期間(10―18日)の帰省ラッシュとなる下りのピークは11日。同日午前8時22分新潟発秋田行きのいなほ1号は新潟駅発車時点で乗車率140%となった。
この日午前11時25分ごろ、臨時列車のいなほ81号が鶴岡駅に到着すると、スーツケースや土産を手にした家族連れらが次々とホームに降り立った。改札では祖父母や家族が出迎え「お帰り」と笑顔で再会を喜んでいた。
埼玉県から母親の実家のある鶴岡市へ家族で帰省した永沼杏花さん(13)、佑之丞君(11)、琉香さん(7)は「おじいちゃんと野球をするのが楽しみ」「オセロにプールに観光もしたい」と笑顔で話していた。
一方、空の便は12日の全日空東京発庄内行きが午前6時55分発の第1便を除いて3便とも満席。
UターンラッシュはJR東日本によると15日がピークとなる見込み。全日空によると、庄内空港発東京行きも15―17日まで全便満席となっている。