2025年4月7日 月曜日

文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2018年(平成30年) 02月23日(金)付紙面より

ツイート

鶴岡市 仙台で初の合同企業説明会

 鶴岡市は進学や就職で同市を離れた若者らの地元回帰促進に向け、仙台市では初となる「合同企業説明会」を、3月21日(水)に仙台市青葉区の仙台国際センターで開く。鶴岡市内の25の企業・団体が参加し、自社や採用に関する情報を提供するほか、同市の移住コーディネーターによる移住相談、鶴岡公共職業安定所による地元就職に関する相談も行う。

 鶴岡市によると、昨年度の同市内の高校卒業者約1500人のうち、仙台圏を中心とした隣県の大学、短大、専門学校に約330人が進学。このうち6割近くが女性という。市は、こうした状況を踏まえ、鶴岡へのUIJターン就職を考えている学生や社会人に、同市の企業情報を直接伝える機会として、仙台で初の企業説明会を企画した。

 仙台圏などの大学、短大、専門学校を通じて開催情報を提供したほか、庄内―仙台の高速バス車内に案内チラシを配置して周知を図っている。

 説明会は仙台国際センター会議棟のレセプションホール桜で、来月21日午前11時―午後4時に行う。最寄り駅は市営地下鉄東西線・国際センター駅。午前11時から、「鶴岡の産業と企業の魅力とは」と題した就職支援セミナーを行い、引き続き正午から企業による説明会。企業は医療・福祉、金融、研究・開発、サービス・小売、製造など多様な業種が参加する。

 市は昨年度から「地元出身学生等回帰促進事業」に取り組み、東京都内でUターン就職希望者と地元企業の担当者が直接交流する「鶴岡ジョブカフェ」、学生や社会人を対象にした地元就活応援セミナー、保護者向けの地元企業見学会などを実施し、地元回帰促進に向けた取り組みを強めている。

 市商工課は「仙台圏を中心にした隣県には、女性が多く進学、就職している。学生やUターン希望者から地元企業を知ってもらい、地元回帰につなげたい」と話している。合同説明会に関する問い合わせは市商工課=電0235(25)2111、内線563、565=へ。


2018年(平成30年) 02月23日(金)付紙面より

ツイート

創意あふれる活動たたえる 鶴工高「ものづくり班」表彰

 鶴岡市民憲章推進協議会(難波眞一会長)は、本年度の「青少年実行顕彰表彰」を受賞した市内の学校施設を訪れ、表彰式を行っている。22日は難波会長が鶴岡工業高校(阿部進校長)を訪問、同校ロボティクスクラブものづくり班の活動をたたえた。

 市民の生活理念として制定された市民憲章の推進活動を行っている同協議会が、市民憲章を率先して実践する個人・団体、学校内外でボランティア活動を行っている児童生徒・団体を表彰している。本年度の受賞は同ものづくり班をはじめ、朝暘一小運営委員会、朝暘二小児童会運営委員会、大泉小児童会、西郷小児童会、櫛引西小太鼓、あつみ小、豊浦中生徒会、櫛引中生徒会、鶴岡東高生徒会の計10団体。

 このうち鶴岡工業高は、生徒のクラブ活動で、特別支援学校などとの連携を通じて、障害を持つ人々の生活を豊かにするものづくりを実践。いずれも3Dプリンターを使い、「視覚障害者のための立体地図」や「電動義手」の作製、教育現場での活用を探るワークショップ開催などに取り組んできた。

 表彰式では、難波会長が表彰状を代表生徒に手渡し、「市民憲章でも目指す『創意わき出るまち』につながる素晴らしいものづくり活動」などと活動をたたえた。同ものづくり班の3年生8人も一緒に全員で市民憲章を唱和した。

 電動義手制作に取り組んだ小野寺拓さん(18)は「多くの協力があって活動を積み重ねることができた。市民憲章の理念にもある『創意』をより広めていきたい」と話していた。

難波会長(左)がロボティクスクラブものづくり班の活動をたたえ、表彰状を手渡した=鶴岡工業高
難波会長(左)がロボティクスクラブものづくり班の活動をたたえ、表彰状を手渡した=鶴岡工業高


2018年(平成30年) 02月22日(木)付紙面より

ツイート

酒田のシンボルに定着 「傘福」市役所ロビーで出迎え

 酒田商工会議所女性会(佐藤和子会長)が20日、会員たちが製作したつるし飾り「傘福」2基を酒田市に寄贈した。5月21日まで市役所1階ロビーに展示される。

 傘福は、布で作った動植物や縁起物などさまざまな細工を、幕を張った傘につるすもの。古くから地域の女性たちが子どもの健やかな成長への願いを込めて一針ずつ縫い、寺社に奉納してきた。伝統としては途絶えかけていたが、同女性会が2005年、結成25周年を記念して大規模なものを製作して復活させ、以来、ひな祭りの時期の新たな観光資源、酒田のシンボルとして定着しつつある。静岡県東伊豆町稲取地区の雛(ひな)のつるし飾り、福岡県柳川市のさげもんとともに「日本三大つるし飾り」といわれている。

 今回は、女性会のサブ組織「傘福くらぶ」(会員約10人)が市役所新庁舎の完成を記念し、昨夏から製作していた。2基とも傘の直径は約1・5メートルで、細工を含む長さは約4メートル。1基は病魔の退散を願った「さるっこ」や「張子犬」など子どもの成長を願う細工506個による「信仰の傘福」、もう1基は「宝袋」や「蔵の鍵」などの縁起物の細工637個の「宝づくし」。

 この日、この2基をつるした市役所ロビーで行われた贈呈式では、佐藤会長が「この13年間、多くの人に見守られてきた感謝の思いを込めた。これを見て、古くから伝わる傘福の歴史を知ってほしい」と丸山至市長に目録を贈呈。丸山市長は「酒田のシンボルに育てていただき感謝。見る人に幸せをお裾分けしたい」と感謝を述べた。

酒田市役所ロビーに展示された酒田商工会議所女性会による傘福。下にいるのは丸山市長や女性会の佐藤会長ら=20日
酒田市役所ロビーに展示された酒田商工会議所女性会による傘福。下にいるのは丸山市長や女性会の佐藤会長ら=20日



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

  ■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

ニッポー広場メニュー
お口の健康そこが知りたい
気になるお口の健康について、歯科医の先生方が分かりやすく解説します
鶴岡・致道博物館 記念特別展 徳川四天王筆頭 酒井忠次
酒井家庄内入部400年を記念し、徳川家康の重臣として活躍した酒井家初代・忠次公の逸話を交え事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第2部 中興の祖 酒井忠徳と庄内藩校致道館
酒井家庄内入部400年を記念し、庄内藩中興の祖と称された酒井家9代・忠徳公の業績と生涯をたどる。
致道博物館 記念特別展 第3部 民衆のチカラ 三方領知替え阻止運動
江戸幕府が3大名に命じた転封令。幕命撤回に至る、庄内全域で巻き起こった阻止運動をたどる。
致道博物館 記念特別展 第4部 藩祖 酒井 忠勝
酒井家3代で初代藩主として、庄内と酒井家400年の基盤を整えた忠勝公の事績をたどる。
致道博物館 記念特別展 第5部 「酒井家の明治維新 戊辰戦争と松ケ岡開墾」
幕末~明治・大正の激動期の庄内藩と明治維新後も鶴岡に住み続けた酒井家の事績をたどる。
酒井家庄内入部400年
酒井家が藩主として庄内に入部し400年を迎えます。東北公益文科大学の門松秀樹さんがその歴史を紹介します。
続教育の本質
教育現場に身を置く筆者による提言の続編です。
教育の本質
子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。長らく教育現場に身を置く筆者が教育をテーマに提言しています。
柏戸の真実
鶴岡市櫛引地域出身の大相撲の元横綱・柏戸の土俵人生に迫ります。本人の歩み、努力を温かく見守った家族・親族や関係者の視点も多く交えて振り返ります。
藤沢周平の魅力 海坂かわら版
藤沢周平作品の魅力を研究者などの視点から紹介しています
郷土の先人・先覚
世界あるいは全国で活躍し、各分野で礎を築いた庄内出身の先人・先覚たちを紹介しています
美食同元
旬の食べ物を使った、おいしくて簡単、栄養満点の食事のポイントを学んでいきましょう
庄内海の幸山の幸
庄内の「うまいもの」を関係者のお話などを交えながら解説しています

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field