2017年(平成29年) 04月28日(金)付紙面より
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庄内観光コンベンション協会(事務局・県庄内総合支庁)は、「日本遺産」に認定されている羽黒山杉並木を白装束の行者スタイルで歩いて楽しむ観光プランを用意。29日(土)から10月までの毎週土曜日に実施する。
羽黒山を含む出羽三山地域は昨年4月、「生まれかわりの旅」をテーマに文化庁の日本遺産に認定された。信仰の山、修験の山としての魅力を新たな客層にも知ってもらうとともに、出羽三山地域の周遊観光の拡大を目的に新たな体験プランとして企画した。
プランは、鶴岡市いでは文化記念館を受付窓口に白装束を貸し出すもので、白衣やはかま、脚半、足袋を身に着け、頭にはさらしで「宝冠(ほうかん)」を巻いた行者スタイルに“変身”し、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン三つ星認定も受けている羽黒山杉並木を歩く。受け付けは午前9時から午後4時半の間、体験料は3000円。
観光プランを紹介したB5判二つ折りのパンフレットでは、2446段の石段沿いにある末社や山頂に近い斎館の精進料理、無料で受け取れる石段踏破認定証など楽しみ方のヒントも紹介している。
同支庁観光振興室では「出羽三山地域の入り口のプランとして利用してもらい、もっと奥の深い世界に興味を持ってもらえれば」と話している。
3日前まで申し込みが必要。最終日は10月28日(土)。受け付けは市いでは文化記念館=電0235(62)4727=へ。火曜日休館。7、8月は無休。
2017年(平成29年) 04月27日(木)付紙面より
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平安後期から江戸末期までの代表的な刀工による刀剣の数々を紹介する日本名刀展第一部「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展?日本刀剣博物技術研究財団管理コレクションより?」が29日(土)から6月8日(木)まで鶴岡市の致道博物館で開かれる。PCブラウザ・スマートフォンアプリゲーム「刀剣乱舞―ONLINE―」に登場する短刀銘吉光「名物 信濃藤四郎」(国重要文化財)も公開されるとあって、県内外から多くの来館が期待されている。
同展は奈良県の薬師寺で開かれた「噂の刀展2―見どころ学べる!目で観る刀の教科書―」の巡回展として開催。日本刀剣博物技術研究財団(大阪府)、米沢市上杉博物館などの協力で刀剣約40振りを出品する。究極の「鋼の美」として今に伝えられる日本刀の形や刃文の特色、素晴らしさを紹介する。短刀銘吉光「名物 信濃藤四郎」は全期間、「号 五虎退」は5月27、28の2日間、「名物 乱藤四郎」は6月3、4の2日間公開する。
会期中は関連イベントも多数。5月13日(土)、14日(日)は「みんなで学ぼう!!KATANA Day」として小中学生は入場無料。「クイズ日本刀」では展示を見ながらクイズに挑戦。全問正解者には特製ポストカードが贈られる。特別講演も開かれ、5月28日(日)午前10時からは米沢市上杉博物館の角屋由美子さんが講師を務める。6月3日(土)、4日(日)は日本刀剣博物技術研究財団の担当者が講師を務め、時間は両日ともに午後1時、同2時半、同4時の3回。両講演の定員は各回100人で当日朝8時から希望時間の整理券を配布する。
PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞―ONLINE―」コラボ企画も実施。オリジナルコラボグッズの販売、刀剣男士「信濃藤四郎」の描き下ろしイラストの展示を行うほか、同館、藩校致道館、荘内神社に等身大パネルを展示。致道博物館、荘内神社、藩校致道館、市立藤沢周平記念館、大寶館を回り、スタンプを3つ以上集めると結びの品「信濃藤四郎コラボポスター」と交換できる「出羽庄内藩城下町スタンプラリー」も行われる。5月14日(日)はゲームの案内役「こんのすけ」がゲームを飛び出し「おっきい こんのすけ」となって一日館長を務める。同日午前9時から就任式を開催。
時間は午前9時から午後5時まで(29日から5月7日までは午後6時まで、5月27、28日、6月3、4日は午後8時まで延長)。担当者は「たくさんのイベントが開かれるので、何度でも足を運んでほしい」と呼び掛けている。
2017年(平成29年) 04月27日(木)付紙面より
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酒田市は初の試みとして、県内唯一の離島・飛島―酒田間を運航する定期船「とびしま」について、ゴールデンウイーク(4月29日―5月7日)と「海の日」ウイーク(7月14―21日)の両期間、保護者が同伴する場合、子ども(小学生以下)の乗船料を無料にする特別キャンペーンを実施する。両期間中は鳥海山・飛島ジオパークの認定ジオガイドによる「ミニ飛島講座」などで、ジオパークの魅力をアピールする。
特別キャンペーンは、昨年9月に鳥海山・飛島ジオパークが日本ジオパークに認定されたことを受け、飛島の魅力を発信する狙い。本年度の市の当初予算に関連経費75万円を計上している。
通常の往復乗船料は、大人(中学生以上)が4200円、子ども(小学生と幼児)が2100円、乳児(1歳未満)は無料で、幼児(1歳以上で就学前まで)は大人1人につき1人が無料となっている。仮に夫婦と小学生の子ども2人が往復すると、通常は1万2600円かかるが、キャンペーン期間中は8400円になる。
ミニ飛島講座は両キャンペーン期間中の毎日、ジオガイドが船内と、飛島到着時にとびしまマリンプラザ内で飛島のジオスポット(ジオパークとしての見どころ)を紹介する。
また、「飛島ジオツアー」として5月5日と7月17日(海の日)は、ジオガイドが飛島を案内する。時間は両日とも午前10時半―正午、午後1時半―3時の2回。参加は無料で、それぞれ先着20人を受け付ける。5月5日の1回目は既に定員に達したが、2回目はまだ余裕があるという。
運航する市定期航路事業所の後藤重明所長は「多くの家族連れに飛島に足を運び、島の魅力を体感してもらいたい」と定期船の利用を呼び掛けている。
問い合わせは同定期航路事業所=電0234(22)3911=へ。