2023年(令和5年) 6月18日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市鼠ケ関で水揚げされた旬のスルメイカやマグロを味わう「?酒と肴と鼠ケ関?イカ・マグロまつり2023」が17日、同地区の県漁協念珠関支所市場内で開かれた。前身の「イカまつり」がコロナ禍のため中止が続き、4年ぶりにバージョンアップしての開催。県内外から大勢の家族連れなどが足を運び、香ばしい匂いにつられて焼きイカを買ったり、マグロの解体ショーを見学したりと思い思いに休日を楽しんだ。
旬のイカと近年庄内浜で水揚げ量が増えているマグロを一緒に味わい、同時に庄内の地酒も楽しもうというイベントで、あつみ観光協会鼠ケ関支部が中心となって実行委員会(委員長・佐藤丈典支部長)を組織し開催した。
イベントは午前10時にスタート。佐藤委員長や来賓のあいさつに続き、温海地域限定販売の日本酒「摩耶山」で乾杯した。会場には地元鮮魚店やすし店、県漁協念珠関支所などがイカの一夜干しをはじめイカ焼きやイカ飯、ネギトロ丼、マグロの切り身など鮮魚が販売され、来場者が長い行列を作った。
また、東北銘醸(酒田市)と加藤嘉八郎酒造(鶴岡市)、竹の露酒造場(同)の3蔵元9銘柄の日本酒が飲み放題で、各蔵元のブースを回り飲み比べをする人もいた。マグロの解体ショーは佐藤支部長が自ら包丁を持ち、35キロのマグロを切り分けながら「庄内で取れるマグロの約7割は鼠ケ関港で水揚げされる」「海中では時速100キロで泳ぐ」と豆知識を披露した。
このほかキッチンカーによるアイスクリームや焼き鳥などの販売、念珠関辨天太鼓創成会の演奏などが行われ、来場者たちでにぎわっていた。