2025年(令和7年) 2月15日(土)付紙面より
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庄内町の立川小学校(村山能弘校長、児童136人)の6年生が地元の風景を描いた水彩画を原画に制作された来年度の「親子ふるさとカレンダー」が完成。カレンダーに掲載された作品の表彰式が12日、同校で行われた。
ふるさとの良さや魅力について親子で話し合い、地域を愛する心を養ってもらおうと、地域運営組織「風来風流(からふる)の会」(石川俊一会長)が昨年初めて企画。子どもたちの描いた水彩画を掲載したカレンダーを制作し、町内各施設や事業所などに配布している。
同会では昨年7月、6年生25人に地元の風景を描いた作品を募集。児童たちは保護者と相談するなどし、小学校の前や風車のある田園風景など思い思いの風景を決め、図工の授業の一環として約1カ月かけて仕上げた。今年1月に小中学校で美術を指導した元教諭の遊佐靖彦さんらを中心にカレンダーに掲載する特選9点を決めた。
この日は同校体育館で表彰式が行われ、石川会長が代表児童2人に賞状と副賞を手渡した。楯山公園の赤い手すりが特徴的な階段を描いて特選に選ばれた石川真輝君(12)は「選ばれてびっくりしたがうれしい。夏にトレーニングしたお気に入りの場所」と喜んでいた。石川会長は「子どもたちの絵が入ったカレンダーなのでとても喜ばれている。今後も制作を続けていければ」と話していた。カレンダーは縦52センチ、横38センチの大きさで200部制作。来月中に事業所などに配布する予定。