2025年(令和7年) 2月18日(火)付紙面より
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昨年1年間で特殊詐欺の被害防止件数が最も多かったとして、県警察本部(水庭誠一郎本部長)は14日、酒田市の荘内銀行若竹町支店(工藤正寛支店長)と、庄内町のローソン庄内余目店(櫻田博美店長)に、生活安全部長感謝状を贈った。
特殊詐欺やSNS型投資詐欺の被害拡大に伴い、支払い時の声掛けなどにより水際で被害を防いだ店舗の功績をたたえ表彰。2店はいずれも県内で最多の3件の被害を防止した。
荘内銀行若竹町支店は昨年1月、11月、12月に、SNSを悪用した投資詐欺計201万円の被害を防止。酒田警察署(小川広治署長)で行われた贈呈式には、工藤支店長と池田さおり副支店長が出席し、県警の岡崎浩隆生活安全部長が工藤支店長に感謝状を手渡した。
工藤支店長は「職員一人一人の日頃の業務のおかげ。今後も傾聴を大切に、会話に不審点があったら職員間で連携や相談を行い、被害防止最後のとりでとして役割を担えたら」と話した。
一方、ローソン庄内余目店は同年1月、4月、8月に電子マネーカード購入希望者への声掛けなどから、架空料金請求詐欺など計9万2000円の被害を防止。庄内警察署(片平淳一署長)で行われた贈呈式では岡崎部長が櫻田店長に感謝状を手渡した。
櫻田店長は「今後も職員間での情報共有や共通意識を持って、お客さまが被害に遭わないよう頑張りたい」と話した。
岡崎部長は「両店とも詐欺被害防止への高い意識を持っていることに感謝。窓口やレジカウンターは被害の連鎖を防ぐ重要な存在。今後も協力をお願いしたい」と述べた。