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2024年(令和6年) 11月12日(火)付紙面より

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アグリツアー満喫 温海カブ漬物作り 地元住民と交流会

 農業と観光を連携させ、繁忙期を迎えた産地の労働力確保や農業関係人口の増加を目指す「アグリツアー」が鶴岡市温海地域で行われた。関東などから来鶴した旅行者が今月4―8日、4泊5日の日程で温海カブの収穫など農作業に汗を流すとともに、漬物作り体験や地元住民との交流会を楽しんだ。

 アグリツアーは県とJA全農山形、旅行会社のJTBが連携して昨年東根市や天童市など内陸で初めて開催。サクランボやラ・フランスの収穫時期に旅行者から作業を手伝ってもらい、担い手不足解消と地方の魅力発信を図る新企画として実施した。農作業に従事した旅行客には、対価として賃金が支払われるのもツアーの大きな特徴となっている。

 庄内を舞台にしたツアーは今回が初で、東京都や千葉県、愛知県から4人の旅行者が参加した。一行は4日に来鶴し、初日の午後と5日は鶴岡市小名部地区の焼き畑で温海カブの収穫や洗浄を体験した。

 3日目の6日は温海温泉林業センターで温海カブの漬物作りに挑戦。NPO法人自然体験温海コーディネットのメンバーから庄内地方の在来野菜や温海カブの歴史、焼き畑栽培の特徴などについてレクチャーを受けた後、真っ赤なカブを四つ、六つ切りにし、塩や砂糖、酢などと一緒に混ぜてもみ込んだ。カブは自宅に持ち帰り、2週間ほど冷蔵庫などに保管すると漬け上がるという。

 初めて山形県を訪れたという東京都足立区の南正覚康人さん(66)は「都内では見られない焼き畑を間近で見学でき、農作業もできると聞いて友人と一緒に参加した。温泉旅館に宿泊し楽しいツアー。温海カブが漬け上がったら家族と一緒に食べたい」と話していた。

 体験後、一行は越沢地区へ移動し、「そば処まやのやかた」で越沢三角そばの昼食と地元住民との交流会を楽しんだ。

収穫期を迎えた温海カブで漬物作りを体験。赤く染まったカブに「見て、きれい」と声が上がった=6日、温海温泉林業センター
収穫期を迎えた温海カブで漬物作りを体験。赤く染まったカブに「見て、きれい」と声が上がった=6日、温海温泉林業センター



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