2023年(令和5年) 5月24日(水)付紙面より
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鶴岡市の天神祭(25日本祭)に向け、鶴岡天満宮のお膝元の第二学区天神祭実行委員会(佐藤豊委員長)が、祭りのにぎわいづくりに取り組んでいる。表通りの羽黒街道から天満宮に続く「天神様の細道」にちょうちんをともして祭礼が近づいていることを知らせるとともに、本祭のパレードコースの沿道に当日は「天神祭屋台」と銘打ったキッチンカーなどによるにぎわい広場を設けるなど、祭りを地元から盛り上げようとさまざまな取り組みを進めている。
地元住民でつくる同実行委は鶴岡天満宮の神輿(みこし)担ぎ、羽黒街道沿道への祭りの旗設置、朝暘二小の親子への化けもの衣装貸し出しなどに取り組んできた。
そうした中、今年3月には鶴岡東ロータリークラブ(牧静雄会長)からLEDのちょうちん5つ、第二学区コミセンに掲げる垂れ幕、出店で使用するテントなどの寄贈を受けた。同クラブのメンバーは本祭で化けものに扮(ふん)して盛り上げに一役買うという。
本祭当日の「屋台」は、同コミセン駐車場に実行委によるうどん(二コミうどん)の出店やお好み焼き、焼き芋スイーツのキッチンカーが登場。近くにある菓子店「謹栄堂」が名物のあんだまをはじめ、団子や草餅、玉こんにゃく、焼きそばなどを販売し、羽黒街道の向かい側にもラムネやビール、揚げ菓子のチュロスのキッチンカーが出店する。
寄贈で新調された天神様の細道のちょうちんは21日夜から点灯を開始。夕暮れになると5つのちょうちんが明かりを放ち、天神祭が近づいていることを羽黒街道を通るドライバーや歩行者に伝えている。