2023年(令和5年) 7月16日(日)付紙面より
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鶴岡市昭和町の八坂神社(齋藤元宮司)で15日、同神社の例祭「胡瓜(きゅうり)まつり」が行われた。参拝者がキュウリ2本を奉納し、祈祷したキュウリ1本を「御護符(おごふ)」として持ち帰る独特の祭り。この日の午前中はあいにくの雨天となったが、近所の住民がキュウリを奉納する姿が見られた。
同神社の祭神「牛頭大王」は疫病退散の神様で、地元では「天王さま」と親しまれており、持ち帰ったキュウリを食べると厄除けになるといわれている。
この日の午前中、雨の境内にぽつりぽつりと参拝者が姿を見せ、キュウリ2本を本殿に設置された台に奉納。家内安全や身体堅固を願いながら静かに手を合わせていた。
同神社では午後3時から祭典御祈祷が行われ、夕方には樽みこしが神社を出発。夜には境内で芸能発表会の「唄とおどりの桜ショー」が企画された。