2023年(令和5年) 10月17日(火)付紙面より
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観音様のお歳夜「だるま市」で親しまれる鶴岡市本町二丁目の七日町観音堂で14日、「白だるま合格祈願祭」が行われた。高校や大学受験に臨む祈願者が「合格しろ(白)!」の願掛けにちなんだ縁起物の白だるまを奉納し、合格を祈願した。
この日、祈願者や家族など約60人が観音堂礼拝堂に参列。「大学合格」や「国家試験合格」などと書かれた白だるま約40体が奉納された。定刻を迎えると、お堂内で太鼓の音が響き渡る中、護摩壇の火に白だるまをかざす「精入れ」が行われた。その後、祈願者の名前が読み上げられると、参列者は目を閉じながら合掌し、祈っていた。
友人と参列した鶴岡三中の佐藤美桜さん(14)は「自分の努力や思いが届けばいいなと思った。初めての受験で不安もあるが、友達と切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」と話した。
合格祈願祭は「だるまの町」をPRしようと七日町町内会(吉川義雄会長)が毎年この時期に行っている。