2021年(令和3年) 3月5日(金)付紙面より
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「つるおか三寺社祈りプロジェクト」として連携する鶴岡市の出羽三山神社・善寳寺・荘内神社は3日から年内限定で、出羽三山の丑歳(うしどし)御縁年にちなんだ「三寺社特別御朱印」の頒布を始めた。御朱印を通じて各寺社を巡り、楽しんでもらいたいとしている。
三寺社は昨年から同プロジェクトの一環として、これまで新型コロナウイルスの鎮静祈願やコロナ禍で参拝できない人に向けた特別御朱印の郵送頒布、初詣における合同感染症対策などを展開してきた。丑年の今年は羽黒山・月山・湯殿山の出羽三山全体の御縁年に当たり、特別大きな利益があるとされている年。同プロジェクトではこの御縁年を共に盛り上げようと、三寺社をそれぞれ巡ることで完成する三寺社特別御朱印を企画した。
各寺社にちなんだ牛をかたどった御朱印を用意。出羽三山神社では火伏せのまじないとして頒布している「牛札」に描かれている牛を、荘内神社では神職が願いを込めて書き下ろした子牛を押印する。善寳寺で押印する牛は彫刻から絵にしたもので、寺敷地内にある総門に彫られた十二支の牛の彫刻が基となっている。
初穂料は各寺社500円で、今年12月下旬ごろまで頒布する予定。巡る順番に指定はなく、どの寺社から巡ってもいい。郵送での頒布は行わない。