2022年(令和4年) 6月25日(土)付紙面より
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羽黒高校男子バスケットボール部2年、小川瑛次郎選手(16)が、カタールで行われたバスケットボール「U16アジア選手権」(12―19日)で、日本代表を史上初の準優勝へ導く活躍を見せた。日本代表は7月にスペインで開かれるU17W杯に出場する。小川選手は23日、荘内日報の取材に、「全力を尽くしてベスト4入りを目指したい」と決意を語った。
アジア選手権では、持ち味のスリーポイントシュートでチームをけん引。8年ぶり2回目のU17W杯出場を決めた準々決勝のインド戦では、スリーポイントシュートを5本成功させるなど、計21得点を上げ、勝利に貢献。決勝までの全5試合でチーム2位の計62得点を記録した。
小川選手の活躍を見守った同校バスケットボール部の齋藤仁監督は「大会前に『空いたらどんどんシュートを打て』とアドバイスしていた。彼は物おじせず、どんな試合でも力を発揮できる選手。勝利に貢献してくれた」と称賛した。初の国際舞台だった小川選手は「自分のストロングポイントであるシュートを多く決めることができた。W杯ではアジアよりも強い国との対戦が待っている。挑戦する気持ちで思いっ切りプレーし、ベスト4入りを目指したい」と力強く語った。
U17W杯は7月2―10日、日本は予選でドミニカ、スペイン、リトアニアと対戦。
小川選手は秋田市の城南中出身。身長は187センチ。ポジションはシューティングガード。羽黒高では1年生から頭角を現し、昨年の全国大会出場への原動力となった。