2023年(令和5年) 7月13日(木)付紙面より
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全日本少年少女空手道選手権大会(6月24、25両日・大阪府立体育会館)に東北代表として出場した極真会館田畑道場鶴岡南支部の佐藤暁虎(あきと)選手=櫛引中2年=が、中学2年男子軽量の部(54・9キロ以下)で銅メダルを獲得した。佐藤選手は「来年は全国大会で優勝できるよう頑張りたい」と決意を語った。
佐藤選手は兄の龍政選手(鶴岡南高校2年)と姉の祐菜選手(櫛引中3年)の空手3きょうだい。小学4年生から始め、めきめきと上達、兄譲りの蹴りを得意とする。東北大会で優勝し全国大会の切符を得た。
中学2年男子軽量の部には全国各地区大会を勝ち抜いた強豪27選手が出場。トーナメント戦で「頂点」を目指した。
準決勝に進出した佐藤選手は延長にもつれこむ熱戦を展開。3回戦っても決着が付かず、惜しくも体重差(軽い選手が勝利)で決勝進出を逃した。鶴岡南支部の滝川義朗副支部長(65)=滝川蒲鉾社長=は「試合内容としては終始、暁虎が押していた。今大会を一つの糧に来年は全国優勝に向けて努力を続けてほしい」と話した。
3位のトロフィーと表彰状を持った佐藤選手ら関係者が11日、鶴岡市を表敬訪問し、皆川治市長に大会結果を報告した。佐藤選手は「やはり全体のレベルは高かった。今後の目標は全国制覇。技に磨きをかけたい」と抱負を語った。