2023年(令和5年) 3月25日(土)付紙面より
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今春進学や就職で庄内町立谷沢地域から巣立つ若者を対象にした「新しい門出を祝う会in立谷沢」が22日、立谷沢まちづくりセンターで開かれ、若者らが自炊で活用できる簡単な料理などを学んだ。
同地域では、長南快さん(18)=鶴岡工業高卒、小林大翔さん(18)=同、小林艶心(あこ)さん(18)=羽黒高卒=の男女3人が進学・就職で県外に出る。祝う会は若者の前途を祝うとともに、1人暮らしなどで自炊する機会が増えることから簡単な料理を学んでもらおうと地域運営組織「立谷沢地域づくり会議」(富樫豊一会長)が初めて開催した。この日は庄内余目病院で管理栄養士を務める菅原千鶴子さん(58)を講師に、若者3人が「ひじきご飯」「鶏のハーブ焼き」「もやしのナムル」「キャベツの塩昆布和え」など電子レンジやフライパンで手軽にできる9品に挑戦した。3人は菅原さんから食材の下ごしらえなどの指導を受けながら手際よく作業を進め、約1時間半で完成させた。信州大(長野県)に進学する長南さんは「少しは料理をするが、ここまでのものを作ったことはなかった。大学では1人暮らしをするので教わったことを活用していきたい」と話していた。
調理終了後は中学校を卒業した生徒や地域づくり会議の役員ら約20人が参加した食事会が行われ、参加者が出来上がった料理を味わった。