2016年(平成28年) 8月13日(土)付紙面より
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酒田市の松山文化伝承館(榎本和介館長)で11―14日の間、甲冑(かっちゅう)着付け体験が行われ、家族連れなどが侍気分を楽しんでいる。
同伝承館が伝統文化を体感してもらおうと、お盆の帰省シーズンに合わせて毎年実施している。今年の初日は午前中から家族連れが訪れ、職員の手ほどきでレプリカながら本格的な造りの甲冑や、幼児用のミニ甲冑を身に着けた。同市竹田の無職、新舘與一さん(66)は「予想以上に重い。こんなものを着てよく走り回ったと思う。今の人より体力があったのかも」、孫の拓真君(4)は「かっこいい」と話し、ポーズを決め記念写真に納まっていた。
榎本館長は「例年、帰省客らが良い記念になると体験していく。最近は特に外国人への人気が高い」と話した。甲冑を身に着け、伝承館脇にある本県唯一の城郭建築「松山城大手門」(県指定文化財)で記念撮影していく人も多いという。
体験は14日まで毎日午前10時から午後3時まで。無料だが、入館料(一般360円、高校・大学生250円、小・中学生100円)が必要。13、14日は小・中学生に限り、入館料も無料になる。問い合わせは同伝承館=電0234(62)2632=へ。