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2023年(令和5年) 12月19日(火)付紙面より

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鮭伝え守ろう 遊佐町でシンポジウム 県内外80人集う

 「遊佐町鮭シンポジウム」が15日、同町吹浦の鳥海温泉「遊楽里」で開かれた。よろず水産相談室代表で農林水産省顧問の宮原正典さんが「サカナの世界を豊かに」と題して講演。県内外の関係者約80人が熱心に聴き入った。

 同町の月光川水系には秋から初冬にかけ、サケが産卵のために数多く溯上(そじょう)してくる。シンポジウムは、サケのふ化事業者らで組織する遊佐町めじか地域振興協議会(会長・尾形修一郎枡川鮭漁業生産組合長)が、「伝え、守ろう遊佐の鮭『きっと今年もふるさとへ帰ってきてくれる』」をテーマに一昨年から開催している。

 尾形組合長はあいさつで、今季のサケの溯上数が前半は例年の約2割にとどまったが、後半は半分ほどまで回復したと説明。「こうした後期群のサケは、地球温暖化の影響を受けにくい非常に貴重な資源。県の枠を超えて連携し、共に英知を出し合い頑張ろう」と呼び掛けた。

 2020年まで水産研究教育機構の理事長を務めた宮原さんは多方面で活躍。この日は、「サケマスのふ化・放流事業が生き残るには他の地域産業との連携が不可欠」「遊佐沖などで計画が進む洋上風力発電との協調関係を築き、エネルギーの地産地消を考えよう」などと具体的な数字、事例を挙げてアドバイスした。

県内外のサケふ化・放流事業者らが参加して開かれた遊佐町鮭シンポジウム
県内外のサケふ化・放流事業者らが参加して開かれた遊佐町鮭シンポジウム



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