2024年(令和6年) 6月11日(火)付紙面より
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新緑に包まれた鳥海山を舞台に、海抜0メートルから標高1000メートルまで一気に駆け上がる恒例の「鳥海ブルーライン登山マラソン」が8日、遊佐町吹浦のサンセット十六羅漢駐車場をスタートし、駒止(10キロコース)、大平(17キロコース)を目指すコースで行われ、町内外から参加したランナーがスタミナの限界に挑戦した。
町スポーツ協会(佐藤信会長)が、町、町教育委員会と共に毎年この時期に開いている。新型コロナ禍の影響で5年ぶりとなった今大会は節目の40回を迎え、町政施行70周記念事業の一つとして実施。県内はもとより東北地方、首都圏から男女計103人がエントリーした。
旧吹浦小学校体育館で行われた開会行事で、佐藤会長は「5年ぶりの大会となり、お待たせしました。きついレースになると思うが、周囲の景色に癒やされ、それを力に完走を目指して」と激励。松永裕美遊佐町長らが祝辞を述べた。
この日は木々の間から強い日が差し込んで気温が上昇する中、午後1時に17キロの部がスタート、10分後に10キロの部が続いた。小野曽集落の旧料金所付近を除き急勾配が続く難コースで、ランナーたちは頂に見守られながら自らのペースでゴールを目指していた。