2024年(令和6年) 6月18日(火)付紙面より
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清流で知られる遊佐町の牛渡川で、バイカモ(梅花藻)の小さな花が咲き始めた。場所によっては水面を白く彩り、流れに揺られる緑色の茎と相まって訪れた人々を癒やしている。
バイカモはキンポウゲ科の多年生・沈水植物。名称は初夏に数多く咲く花が梅の花に似ているため。水温15度前後の流水の中でしか育たないことから、主に湧き水を水源とする河川に群生する。牛渡川はそうした条件を備えており、例年この時期を待ちかねているリピーターが多い。
青空が広がった14日は、ウイークデーにもかかわらず宇都宮、仙台といった県外ナンバーの車が駐車場に並んだ。ネットで牛渡川を知り秋田県から訪れたという女性二人連れは「かわいい」を連発しながら、スマホに収めていた。