2024年(令和6年) 6月30日(日)付紙面より
ツイート
遊佐町の鳥海山大物忌神社は27日、経営する鳥海山山頂直下の御室、7合目の御浜両小屋に、登山者用の食料や飲料、燃料などをヘリコプターで荷揚げした。高橋廣晃宮司は「7月5日の営業開始日から、飲食などを予定通り提供できる見通しがたった」と胸をなで下ろした。
両小屋は、希望する宿泊者に食事を提供する山小屋としては国内最北という。例年、東邦航空東北事業所(宮城県岩沼市)所属のヘリで荷揚げを行っている。
この日は梅雨の晴れ間に恵まれた。ヘリは庄内空港から午前9時前、荷揚げ基地の大平駐車場(遊佐町)に飛来。まず両小屋で作業する人員を運んだ後、飲料水やコメをはじめとする食材、毛布などを、ネットで包みロープで結んでヘリにつり下げ約40回、ピストン輸送して夕方には荷揚げを終えた。
今季の営業は両小屋とも7月5日(金)から9月1日(日)まで。宿泊予約など問い合わせは鳥海山大物忌神社吹浦口之宮=電0234(77)2301=へ。