2024年(令和6年) 7月20日(土)付紙面より
ツイート
酒田市の酒田特別支援学校(五十嵐仁校長、園児・児童・生徒97人)で17日、同年代交流学習が行われ、遊佐町の遊佐高校(齋藤恵美校長、生徒61人)の3年生20人が訪問。酒田特支高等部の生徒32人とレクリエーションなどを通して交流を深めた。
同年代の生徒との活動を通じて、福祉についての理解啓発を図るとともに、知見や経験を広め、互いに尊重し認め合う意識を育むことなどを目的に両校初めて実施した。
この日は遊佐高生が酒田特支の校内施設を見学した後、3班に分かれカローリング、すごろく、風船バレーのレクリエーションを行った。このうち風船バレーでは、体育館で混合チームを結成し試合形式で交流。両校の生徒たちは互いに声を掛けパスを出し合い、笑顔で盛り上がっていた。
締めくくりに遊佐高生が「よさこいソーラン」の演舞を披露。酒田特支の五十嵐校長は「同じ高校生として互いに交流することで、学びや得られたものがあったと思う。良い時間を共有できたことに感謝する」と謝辞を述べた。
酒田特支高等部3年の佐藤優菜さん(18)は「楽しかった。遊佐高の生徒さんが優しく接してくれてうれしかった。また交流できたら」と。遊佐高3年の岡部里々歌(りりか)さん(17)は「酒田特支の生徒さんが積極的に話し掛けてくれてうれしかった。もっと一緒にできる企画などを共に考え、これからも交流し合えたら」と笑顔で話した。