2024年(令和6年) 3月24日(日)付紙面より
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ペットボトル回収の違反キャップを使った「キャップアート」が21日、鶴岡市のリサイクルプラザくるりん館で行われた。上郷小学校の児童が参加し鶴岡市のエコキャラクター「みどりちゃん」を仕上げた。
ごみの正しい分別を市民に呼び掛けようと、くるりん館が上郷小の子どもたちに制作を呼び掛けた。材料にしたのは黄色い指定ごみ袋に取り外さないまま入れられたペットボトルのキャップ。いわば「違反ごみ」のことで、リサイクルプラザの作業員が手作業で外した3136個を用意した。さらにキャップを赤や白、緑などの色ごとに分別。集まった子どもたちが「みどりちゃんカラー」に合わせてボンドで接着した。
リサイクルプラザの担当者は「以前と比べてごみの分別はだいぶ良くなってきたが、まだペットボトルにキャップやラベルを付けたまま回収袋に入れるケースが多い。協力をお願いしたい」と話した。
前回のキャップアートでは「大寶館」を題材に作った。完成した「みどりちゃん」は館内に展示する予定。
2024年(令和6年) 3月24日(日)付紙面より
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「技」の日本一を競う第32回技能グランプリ大会(福岡県など、2月)の日本料理部門に山形県代表として出場した鶴岡市立加茂水族館魚匠ダイニング沖海月の須田剛史料理長(48)が銅メダルを獲得した。全国有名ホテルや専門店の料理人が集まり頂点を競う高いレベルの競技会。須田料理長は「すごい面々の中で上位入賞することができ、素直にうれしい」と喜びを語った。
日本料理部門には全国の精鋭約30人が出場した。課題料理は▽ヒラメのお造り(1時間)▽煮物わん(40分)▽酢の物(40分)▽創作料理(1時間)―の4品。盛り付けの美しさや食材の扱い方、調理の手順と基準がきちんと守られているか、調理場の衛生面など細かく審査された。
須田料理長が同大会に出場したのは4回目。これまで敢闘賞を受賞したが、メダルの獲得は初となった。特にヒラメのお造りは審査員から高い評価を受けたという。
須田料理長は「緊張することもなく、いい状態の中で大会に臨めた。昨年11月下旬から3カ月間、訓練を重ねたがヒラメのお造りは練習以上の成果を上げられたと思う」と話した。
2024年(令和6年) 3月24日(日)付紙面より
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庄内地方の児童たちが接客の仕事を体験する「グローバルキッズホテル」が22日、酒田市のホテルリッチ&ガーデン酒田(熊谷芳則社長)で行われ、「おもてなし」や英語での接客方法を学んだ。
国立青少年教育振興機構が展開している「子ども夢基金助成活動」の一環として、松若中央学院(同市若竹町一丁目、板垣聖子学院長)が児童たちから職業への関心を持ってもらうとともに、英語に興味を持つきっかけにしてもらおうと、同ホテルの協力で企画した。
この日は酒田、鶴岡両市から小学1―6年生計20人が参加。はじめに同ホテルの阿部雅之総務部長らが今年2月にタイ王国政府関係者が酒田を訪れた際の映像を流して「おもてなし」の様子を紹介した後、児童たちはタイ語で「こんにちは」、英語で「滞在を楽しんで」など接客で使う言葉を練習した。
その後、児童たちは英語での接客を体験。ホテル入り口でタイからの観光客に扮(ふん)したスタッフたちに、「may I carry your luggage?(荷物をお持ちしましょうか)」と英語で話しかけるなど笑顔で接客を行っていた。
その後、ホテル内の縁日コーナーで屋台の売り子を体験。「how many do you need?(いくつ必要ですか)」など話しながら、チョコバナナや射的を楽しんでいた。
参加児童の一人、信坂光希(みつき)さん(9)=鳥海小3年=は「英語で『荷物を運びますか』と話すのと、受け取りながらあいさつするのが難しかった。学校の外で外国の人に会ったら、元気にあいさつしたい」と話した。