2017年(平成29年) 9月16日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡市立朝暘第二小学校(齋藤圭一校長、児童366人)の姉妹校・鹿児島市立大龍小学校(須田木優二校長、児童385人)の交流使節団が14日から2泊3日の日程で鶴岡市を訪れている。15日は朝二小で歓迎会が開かれ、両校の児童や学校関係者が交流を深めた。
両校は、明治維新を契機にした庄内藩の菅実秀と薩摩藩の西郷隆盛(南洲)との徳の交わりを縁に1968(昭和43)年9月、姉妹校の盟約を結び、交流を続けている。両市は69年11月に兄弟都市盟約を締結した。
今回来鶴したのは須田木校長を団長に6年生男女6人、山下忍PTA会長、交流組織「大龍朝二会」のメンバーら計12人。朝二小体育館で全校児童が参加し15日に行われた歓迎会では、大龍小の校歌を全員で合唱し、児童会運営委員長の6年の進藤悠大郎君が「皆さんに会えるのを楽しみにしていた」と歓迎のあいさつ。齋藤朝二小校長が「半世紀近い交流を振り返り、今後につないでいくことを確かめ合おう」、須田木大龍小校長が「全員合唱の校歌を聴き、温かい歓迎に感激した。出会いを大切にして末永く交流を続けていこう」と述べた。
両校の児童による記念品交換、朝二小4年生の「ロックンおはら節」と大龍小6人の「西郷どん」の踊りの披露、両市や西郷にちなんだクイズのレクリエーションもあり、笑顔で絆を深めた。
大龍小の一行は14日、酒田市の南洲神社、鶴岡市の菅実秀生家、加茂水族館を訪れ、15日は朝二小で交流授業や榎本政規市長への表敬訪問、歓迎懇親会。16日に国宝羽黒山五重塔や出羽三山神社を見学し、帰途に就く。