2023年(令和5年) 8月22日(火)付紙面より
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第30回赤川花火記念大会が19日、鶴岡市の赤川河川敷で行われた。2019年の29回大会以降、コロナ禍の影響で20年の打ち上げは中止となり、21、22年は規模を縮小した「赤川花火プレゼンツ」を実施。4年越しに節目の記念大会開催となった。県内外から約5万人の観客が訪れ、夜空を彩る大輪の花の競演を楽しんだ。
赤川花火大会は公益社団法人鶴岡青年会議所(伊藤暁生理事長)などで組織する実行委員会(白幡徳明委員長)が主催。今回のテーマは「ひかり、その先へ~これまでの感謝とこれからの未来へ~」とした。
午後7時15分、カウントダウンとともに打ち上げ開始。記念大会の今回は全国の花火師による恒例の花火競技会は行わず、エンターテインメント重視のプログラムを企画した。
音楽とともに打ち上げるミュージックスターマインを中心に、「記念の光」と題した10号玉3~7発の割物花火、特別プログラムとして今年で放映55周年を迎えた「ウルトラセブン」とのコラボレーション花火など、約1万2000発の花火が観客を魅了した。
大会終了後、白幡実行委員長は「気温が高い中での開催となったが、大きなトラブルもなく安堵(あんど)した。全国の素晴らしい花火師や観に来てくれた人、赤川花火をいつも応援してくれる人、全ての人たちに感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。
2023年(令和5年) 8月22日(火)付紙面より
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踊りで鶴岡の夏を盛り上げる「おぃやさ祭り」が20日、鶴岡市の山王通りで行われた。
「よさこい系」を中心とした踊りグループや商店街関係者で実行委員会(和田力委員長)を組織。江戸時代から明治初期にかけて盛んだった「鶴岡の盆踊り文化」を今に伝えようと愛好者が集まり踊りを披露している。今年で19回目。今回も山王通り商店街を歩行者天国にして18団体合わせて約200人が参加した。
午後5時にスタートした「流し踊り」では、今年初参加のグループも。「仕事を終えてから毎日2時間の練習を積んできた。今日はその成果を思う存分に発揮したい。よろしくお願いします」とエネルギッシュなパフォーマンスを繰り広げ、沿道に集まった市民を楽しませた。
実行委の関係者は「江戸時代、鶴岡には三日三晩踊り明かす大きな盆踊りがあったそうだ。いつの時代も踊りは人々の心を結びつけて気持ちを明るくする。これからも夏の名物として続けていきたい」と話していた。
夜には「おぃやさ囃子」を出演団体全員で踊り、にぎやかに祭りを締めくくった。
2023年(令和5年) 8月22日(火)付紙面より
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障害者に海の楽しさを伝えるイベント「バリアフリービーチ大作戦」が20日、鶴岡市のマリンパークねずがせきで行われた。
海と接する機会が少ない障害者を招き、一緒にマリンアクティビティーを楽しもうと▽山形バリアフリー観光ツアーセンター▽医療法人社団みつわ会▽N―SKETCH▽公益社団法人日本ライフセービング協会▽医療法人継和会みやはらクリニック▽鶴岡市鼠ケ関自治会▽NPO法人自然体験温海コーディネット―の7団体が協力して企画した。
この日は、足の不自由な人たちや知的障害者の家族ら約60人を招待。みつわ会やライフセービング協会のライフセーバーが障害者をサポート。「シーカヤック」「ビッグサップボード」「水上バギー」といったマリンスポーツを満喫した。
障害者用の「ビーチスター」に乗った車椅子の女の子(9)は「今日が早く来ないかなと楽しみにしていた。海に入れるなんて幸せ。とても気持ち良かった」と満面の笑みを浮かべた。
障害者を支えたスタッフは「喜んでくれてうれしかった。これからも障害者との関わりを大切にしていきたい」と話していた。