2023年(令和5年) 9月14日(木)付紙面より
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岸田文雄首相(自民党総裁)は13日に行う内閣改造人事で、衆院当選3回の加藤鮎子氏(44)=山形3区=をこども政策・少子化担当大臣に抜てきした。加藤氏は初入閣。岸田首相は同日午後、組閣本部を設置し新閣僚を呼び込み、皇居での認証式を経て同日夜に第2次岸田再改造内閣が発足。
加藤氏は、官房長官や自民党幹事長などを歴任した衆院議員・故加藤紘一氏の三女。慶應義塾大法学部卒、米コロンビア大大学院修了。野田聖子衆院議員の秘書を務めた後、紘一氏の秘書となり、2014年12月の衆院選で初当選。環境政務官、国交政務官、自民党副幹事長など歴任している。党総裁選では2回連続で岸田首相の推薦人に名を連ねた。
子ども・子育て政策は岸田首相の重要政策の一つ。加藤氏は小学校6年(11)と保育園児(4)の2人の男の子の母親でもある。遠藤利明衆院議員=山形1区=が代表世話人を務める谷垣グループ(有隣会)に所属。
12日夕方以降に初入閣が報じられると、加藤氏は「青天の霹靂(へきれき)ですが、精いっぱい頑張ります」と地元関係者に心境を伝え、当選3回での初入閣は予期していなかったようだ。