2023年(令和5年) 9月17日(日)付紙面より
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3日間連続のウオーキングイベント「つるおかスリーデーウオーク2023」が16日、鶴岡市で始まった。初日の「羽黒山修験のみちコース」には県内外から約150人が参加。羽黒町手向の神門から石段を通り羽黒山頂や山伏修行の拠点「峰中(ぶちゅう)堂」に向かう道程で爽やかな汗を流した。
スリーデーウオークは初日が羽黒コース、2日目の17日が大山上池・下池コース(20キロ、8キロ、5キロ)、最終日の18日が湯野浜海岸をスタートにした「国際ノルディック・ウオークin鶴岡」(14キロ、7キロ、3キロ)と3日間続けて「鶴岡歩き」を楽しむ。
このうち羽黒コースは20キロ、10キロ、5キロの3コースを設定。時折、雨が降る天候となったが「逆に暑くなくて、ちょうどいい日和」と宿坊街にある手向地区地域活動センターを出発した。
参加者は隣県と関東方面の他に、遠くは徳島や大阪から来た人も。昨年はコロナ禍の影響で県内在住者に限られたが、今年は4年ぶりに通常開催に戻した。
東京から参加した人は「羽黒山を全身で体感したい」と石段を歩き、羽黒山頂を目指した。
主催者の「鶴岡里山あるき実行委員会」(実行委員長・櫻井修治大山自治会長)のスタッフは「鶴岡の自然や文化、歴史に触れながらウオーキングを満喫してほしい」と話していた。
2023年(令和5年) 9月17日(日)付紙面より
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日清食品カップ第39回全国小学生陸上競技交流大会(17日、横浜市・日産スタジアム)のコンバインドB種目に出場する櫛引東小6年の柳沼勇俊(はやと)君(12)が15日、鶴岡市役所を訪問し皆川治市長に「全国での優勝を目指す」と活躍を誓った。
柳沼君は普段、スポ少野球の峰栄スピリッツに所属し、主に投手や捕手として活躍している。173センチの長身を生かした120キロ超の直球に、打撃センスも高く投打の中心選手となっている。
今年に入って「個人競技にも挑戦したい」(柳沼君)として陸上競技の男子コンバインドB(走り幅跳び、ジャベリックボール投げ)の練習を始めた。7月中旬に天童市で行われた県小学生陸上競技交流大会兼県小学生陸上競技大会では、同種目の走り幅跳びで4メートル89、ジャベリックボール投げで63メートル89をマーク。
走り幅跳びは2位に80センチ超、ジャベリックボール投げは18メートル超の大差をつけ、総得点2501点で県小学生記録、大会記録とも大幅に更新して優勝した。総得点記録は今月1日現在、全国ランキング1位となっている。
この日、柳沼君と父の孝志さん、市陸上競技協会の本間淳一理事長、櫛引東小で担任を務める阿部満昭教諭などが市役所を訪問し、皆川市長に柳沼君の県大会優勝と全国大会出場を報告した。
皆川市長は「全国大会出場おめでとう。体調管理に努め、平常心で頑張ってください。陸上と野球の二刀流で今後のさらなる成長に期待している」と激励し、スポーツ飲料を贈った。柳沼君は「得意なジャベリックで65メートル、走り幅跳びは5メートル超を狙う。目標は優勝で最低でも3位以内に入る。ランキング1位のプレッシャーを背負いながら、悔いのないよう全力で挑む」と力強く抱負を語った。
2023年(令和5年) 9月17日(日)付紙面より
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徳川家康公と徳川四天王筆頭で旧庄内藩主酒井家の祖・酒井忠次公生誕の地・愛知県岡崎市の名産品を集めた「岡崎フェア」が16日、鶴岡市布目の庄内観光物産館で始まった。大河ドラマ「どうする家康」で注目されている岡崎を庄内地域の住民から広く知ってもらおうと初めて開催したもので、初日から連休中の観光客らが大勢訪れ、パッケージに徳川家の家紋があしらわれた物産などを買い求めていた。フェアは20日(水)まで。
酒井家庄内入部401年を記念して鶴岡信用金庫(佐藤祐司理事長)と庄交コーポレーション(國井英夫社長)が共催し、岡崎信用金庫、岡崎商工会議所の協力で開催した。
フェアには岡崎市内の約35社から食品を中心に150種類ほどの名産品が集結。家康公の居城だった岡崎城から西へ八丁(約870メートル)離れた産地から名付けられた全国的に知られる名物の「八丁味噌(みそ)」や、味噌を使った煮込みきしめん、おでん、レトルトカレー、せんべい、ベーコンなどさまざまな商品、岡崎土産の定番の菓子「手風琴のしらべ」、地酒や地ビール、岡崎商業高生が開発した飴(あめ)、伝統工芸品の和ろうそくなどが並んだ。
両信金など全国の8信用金庫は2015年、「徳川家康公と家臣団ゆかりの信用金庫連携協定」を結んだ。フェア会場を訪れた岡崎信金の八木則行地域振興部長は「鶴岡の皆さんの『鶴の恩返し』で、忠次公ゆかりの庄内の地で岡崎を知ってもらうフェアを開催でき、とてもうれしい」と話していた。