2023年(令和5年) 10月25日(水)付紙面より
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降雪シーズンを前に、鶴岡市美咲町のNEXCO東日本鶴岡管理事務所(上原芳久所長)で23日、冬季の交通確保に向けた雪氷作業の安全祈願祭と出動式が開かれた。除雪や凍結防止剤散布などを担うオペレーターたちが「作業員が協力し合い、無事故で作業に取り組む」と安全を誓った。
同事務所は山形自動車道湯殿山インターチェンジ(IC)から鶴岡ジャンクションまでの26・4キロと、日本海沿岸東北自動車道の鶴岡西ICから酒田みなとICまで28・2キロを管轄。今冬は除雪車など21台を配備し、約50人のオペレーターが11月1日から来年4月中旬まで、交代しながら24時間体制で作業に当たる。
安全祈願祭には同事務所や県警本部交通部高速道路交通警察隊、オペレーターなど約70人が参列。神事で、作業中の安全を願った。その後の出動式で上原所長が「今冬は比較的暖冬になると聞くが、近年は極端な天候が続いており突然豪雪となる恐れもある。多くのドライバーから安心して利用してもらえるよう、高速道路の安全を保ってもらいたい」とあいさつした。
続いて近くの美咲の森こども園の4、5歳児30人がオペレーターに花束を贈り、声をそろえて「安全運転で頑張ってください」と応援した。出動式の締めくくりには、園児たちが見守る中で除雪車3台が同事務所前を出発しデモンストレーション走行した。