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2024年(令和6年) 3月8日(金)付紙面より

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合格目指して 公立高校一般入試 「致道館」初入試 緊張感漂う

 県内公立高校の2024年度一般選抜試験が7日、各校で一斉に実施された。鶴岡南と鶴岡北の両高校が統合し中学校を併設して4月に開校する中高一貫校「県立致道館中学校・高等学校」の高校校舎となる鶴岡南高では、致道館高として初の入試が行われ、受験生が緊張の中、出題に挑んだ。合格発表は17日(日)に各校で行われる。

 致道館高の普通科(定員200人)には207人、理数科(同80人)には61人が志願し、志願倍率はそれぞれ1・04倍、0・76倍。受験生たちは午前8時半までに試験会場となる各教室に入り、注意事項説明の後、午前8時50分から試験に臨んだ。試験は国語、数学、社会、理科、英語の順で行われた。

 県教育委員会によると、推薦入学内定者を除いた一般選抜の平均志願倍率は全日制が前年度より0・03ポイント低い0・79倍、定時制は0・08ポイント高い0・56倍。全日制の志願倍率は記録が残る1998年度以降で最低となった。

 全日制41校93学科のうち志願者数が定員に満たなかったのは36校70学科。庄内地域では致道館普通、鶴岡工業の機械と情報通信、酒田東理数探究・国際探究、酒田光陵ビジネス流通の計5科以外の10校19学科で定員割れとなっている。

 新型コロナウイルスやインフルエンザ感染などを含め、やむを得ない事情で受験できなかった生徒を対象にする追試験が12日(火)にある。

致道館高として初の入試に緊張の面持ちで試験開始を待つ受験生=鶴岡南高
致道館高として初の入試に緊張の面持ちで試験開始を待つ受験生=鶴岡南高


2024年(令和6年) 3月8日(金)付紙面より

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“再会”願い静かに放流 庄内小国川にサケの稚魚8000匹生き生きと あつみ小4年生

 鶴岡市のあつみ小学校(里見研校長)の子どもたちが6日、学校近くを流れる庄内小国川にサケの稚魚約8000匹を放流した。

 山―川―海のつながりを学ぼうと4年生の児童24人が参加した。子どもたちは昨年11月、庄内小国川漁業生産組合(五十嵐洋司組合長、組合員8人)の指導を受けて人工授精を体験。その後、ふ化した稚魚を組合員が育ててきたもので重さは2・2グラム、体長は約7センチに成長した。

 この日は組合員からバケツに稚魚を入れてもらい4年後の「再会」を願って静かに川に放した。子どもたちは「きれいな川や海でないとサケは戻ってこない。『サケ学習』を通じて環境を守ることの大切さを学んだ」と話した。

 五十嵐組合長は「皆さんが中学2年生の時、大人のサケになって(小国川に)戻ってくると思う。これからも川や海を大切にしましょう」と呼び掛けた。

 庄内小国川漁業生産組合によると、今月中旬までに約20万匹のサケの稚魚を放流する予定。今年から鼠ケ関の浅海漁師で組織する「双友会」(本間正司会長、会員13人)のメンバーが、高齢化が課題となっている組合をバックアップ、今後採卵やふ化技術を学び放流事業を受け継いでいくという。

サケの稚魚を放流するあつみ小の子どもたち
サケの稚魚を放流するあつみ小の子どもたち



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