2024年(令和6年) 3月28日(木)付紙面より
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鶴岡市大山の大山ボデー(佐藤知志社長)は「快適に安心して車中泊ができる場所」として、敷地内に電源・水道・トイレ完備の車中泊施設「RVパークおおやま」を開設した。本オープンは4月から。1区画1泊3300円で利用できる。
▽ゆったりとした駐車スペース(幅4メートル×縦7メートル以上)▽24時間利用可能なトイレ▽100ボルト電源が使用可能▽入浴施設が車で15分圏内にあること▽ごみ処理が可能▽いつでも出入り可―などの条件をクリアする日本RV協会認定RVパーク(車中泊施設)で、庄内では初の開設。「内陸や他県に行かないと設備の整った車中泊施設がない」「豊かな食文化や日帰り温泉など、庄内には魅力的なスポットがたくさんあるのにもったいない」という声に応えた。
利用方法はオールセルフ方式。ネットで会員登録・予約し、施設内のカードリーダーに運転免許証をかざしてチェックイン。24時間いつでも対応しており、対面手続きなしで利用できる。チェックアウトの時間まで自由に出入りしてよい。
「『宿泊予算は抑えたいがおいしいご飯や温泉巡りを楽しみたい』『気ままに美しい自然に触れたい』という声は多い」と佐藤社長。市内温泉街の一部駐車場で認定RVパークを開設できないか旅館などにも働きかけているという。
佐藤社長は「『また来たいな』『次は宿に泊まってみよう』『移住もいいかも』と思ってもらえる魅力が庄内にはある。“車一つで気軽に楽しめる庄内”をPRできれば地域全体を盛り上げられるのではないか。RVパークを周知し、まちを元気づける第一歩になれば」と展望を話した。