2024年(令和6年) 4月7日(日)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館魚匠ダイニング沖海月は「北前ニシン蕎麦(そば)」(税込み1500円)の提供を始めた。来月31日までの期間限定。風味豊かなニシン蕎麦をメインに、ニシンのしぐれご飯と酒田名物のむき蕎麦が楽しめる。
北前航路で酒田港や加茂港に入った食材を現代風にアレンジして味わってもらおうと沖海月が5年前に始めた「北前料理シリーズ」の一つ。今回は北海道のニシンと越前の在来そばをテーマにした。
北海道産のニシンは、いったん米のとぎ汁に浸して寝かせた後、弱火で10時間煮詰めた「逸品」。越前蕎麦との相性は抜群だ。
須田剛史料理長(48)は「だしは西回り航路から入ったカツオと北海道のコブを素材にして上品に仕上げた。ニシン蕎麦を通して北前航路の歴史観も感じてもらえればうれしい」と話した。
6月と7月は鶴岡名物の「麦切御膳」を予定している。問い合わせは沖海月=電0235(64)8356=へ。