2024年(令和6年) 4月13日(土)付紙面より
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鶴岡市立荘内看護専門学校(鈴木聡校長)の入学式が12日、荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で行われた。第51回生の新入学生19人が看護師を目指して新たな一歩を踏み出した。
51回生は19人全員が女子で出身は鶴岡市が16人、酒田市と三川町、米沢市が各1人。コロナ禍により近年は小規模の入学式を実施してきたが、昨年から在校生も出席。荘銀タクト鶴岡での入学式は今回が初めてという。
式辞で鈴木校長が「看護の知識や技術の習得とともに人の心を学び、心の優しい看護師に育つことを期待する。悔いの残らない学校生活を送ってほしい」と新入生たちを激励。
続いて在校生を代表して3年の宮崎遥さん(20)=鶴岡市=が「3年間の学びの中、時にはつらいこともある。困難を乗り越えてこそ成長があり、自信につながる。皆さんが少しでも早く学校生活に慣れるよう私たちもサポートしていく」と歓迎した。
これを受け、新入生総代の鈴木真理さん(18)=鶴岡市=が「どんな困難も仲間と共に乗り越え、看護学生としての自覚と誇りを持ち努力を惜しまず学業に励む」と誓いの言葉を述べた。
2024年(令和6年) 4月13日(土)付紙面より
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「食と農のビジネス塾」の開講式が11日、鶴岡市の山形大学農学部で開かれた。20代から60代までの男女10人が参加し、来年2月下旬まで野菜の栽培管理や農業経営戦略などについて学ぶ。
山大農学部の教授らが講師となり、就農希望者や農業に関心がある人たちを支援しようと「地域定住農業者育成コンソーシアム」(会長・渡部徹山形大学農学部長)が毎年開講している。今年で9回目。昨年まで200人近くが受講し、ビジネス塾で学んだ知識を生かして有機米の生産販売や農産物の6次化商品開発などの新規事業を展開している。
開講式では渡部会長が「今年も自己研さんを積む場として魅力的なカリキュラムが組まれている。来年2月の修了式には、受講生の皆さんが『いいビジネス塾だった』と思えるよう頑張ってください」とあいさつした。
自己紹介ではビジネス塾に応募した理由について紹介。料理人から農家を目指す男性は「料理を手掛けているうち、自分でいい食材を作りたいと思った」、助産師から農業に転身するという女性は「鶴岡市立農業経営者育成学校SEADSに入って今年2年目。農地の確保が一番の課題だが、目標の達成に向かって頑張りたい」と抱負を語った。