2019年(令和1年) 6月18日(火)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館は15日、カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生したと発表した。性別は不明だが、母親に寄り添い母乳を飲んだりして元気な様子だという。
同水族館でカリフォルニアアシカの出産は6例目で、無事に育てば5年ぶりになる。母親はアンジュ(10歳)、父親はコア(8歳)。アンジュの出産は3回目で、2017、18年は死産だった。今回は13日昼すぎから、アンジュが鳴きながら陸場とプールを行ったり来たりするなど落ち着かない様子を見せ、同日午後1時40分に飼育員に見守られながら出産した。14日午前9時半ごろには授乳が確認された。
奥泉和也館長は「無事に生まれてとてもうれしい。出産後に生存しているのは5年ぶりで、元気に育ってほしい」と話している。体長や体重、性別は母子の健康状態を見ながら確認し、その後に公開時期を判断していく。同水族館では別のカリフォルニアアシカ1頭にも妊娠の兆候があるという。