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2016年(平成28年) 11月27日(日)付紙面より

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東部ブランド目指し 6次産業に取り組む企業訪問

 酒田市の東部中学校(友野勝弥校長)の1年生95人と教職員が25日、同市砂越のみどりサービスマルノー山形工場を訪問、「農業の6次産業化」について理解を深めた。

 同校1年生は、総合学習で「東部ブランドの6次産業化」と銘打った農業体験学習を通年展開。市グリーンツーリズム推進協議会副会長を務める農業、富樫文雄さん(75)=同市砂越=を外部講師として招き、地元農産物を活用した、生産、加工、流通・販売に一体的に取り組む6次産業化を学んでいる。

 この日の訪問は加工について理解を深めるのが目的で、初めに生徒たちは2班に分かれ、みそ製造の様子を見学。その後、みどりサービスの佐藤淳社長、富樫さんの講話に続き、社員が▽みそ▽絶品とび魚だし▽柿酢・梅酢―など自社商品の製造過程を紹介。「国内のみそメーカーの9割は外国産大豆を使用している。マルノーは県産にこだわっている」「とび魚だしは県漁業協同組合、東北公益文科大と共同で開発した。全国に出荷しており、特に長崎県で好評を得ている」などと述べ、生徒たちは熱心に聴き入っていた。また、しょうゆ分析の工程のうち、色度計を使った色のチェックを生徒が体験した。

 生徒たちは「時間と手間をかけ、一つの製品が出来上がることを知った。感謝の気持ちで食べたい」などと感想。富樫さんは「6次産業化に向けては『いつでも』『どこでも』『誰でも』がアイデアを出すことが重要。まずは生徒から平田、松山両地域の特産品について知ってもらいたい」と話していた。

 生徒たちは12月5日に鶴岡市の山形大農学部を訪問し、在来作物に関する講話を聴く。その後、校内で「収穫祭」と称した学習発表会を開き、各自が地元農産物を活用した「東部ブランド」の商品アイデアを披露することにしている。

色度計を使ったしょうゆ分析に生徒たちが挑戦
色度計を使ったしょうゆ分析に生徒たちが挑戦



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