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2017年(平成29年) 1月29日(日)付紙面より

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熱々寒鱈汁に人出

 今年で30回目を迎えた酒田日本海寒鱈(だら)まつりが28日、酒田市の中町モールから中通り商店街までをメーン会場に開幕し、旬を迎えた寒鱈汁を味わいに大勢の家族連れなどが繰り出し、熱気に包まれている。29日も行われる。

 地元の食文化の魅力を発信し冬季の観光客の増加につなげようと、市や市内の商工・観光団体などによる実行委員会が鱈の旬に合わせ、毎年開いている。今年は28、29の2日間、中町モールと中通り商店街、さかた海鮮市場、JR酒田駅前で計9団体が約1万食の寒鱈汁を提供する。

 初日の28日午前は時折青空が広がる好天に恵まれ、中通り商店街には大勢の家族連れが繰り出した。もうもうと湯気が立ち上る鱈汁の大鍋の前には長い列ができ、テント内のテーブルでは熱々を頬張る人たちでにぎわった。

 中通り沿いの中央公園では、酒田地区の9蔵元の吟醸酒・純米酒、計約20種を1杯100円で試飲できる「酒の酒田の酒まつり」、秋田のきりたんぽ鍋(1杯500円)、中通り商店街では県「食の都庄内」親善大使の太田政宏、奥田政行、古庄浩、土岐正富の4シェフが創作の鱈料理を提供する「寒鱈フェスタ」(1杯700円)、宮城県南三陸町の海産物販売なども行われている。

 29日は午前10時半―午後3時半(寒鱈販売は午後2時ごろまで)。

もうもうと湯気が立ち上る寒鱈汁の大鍋。大勢の家族連れが旬を味わった=28日午前、中通り商店街
もうもうと湯気が立ち上る寒鱈汁の大鍋。大勢の家族連れが旬を味わった=28日午前、中通り商店街



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