2017年(平成29年) 1月31日(火)付紙面より
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酒田市の日向地区で28日、「日向ささえあい除雪ボランティア」として、地域内外の人たちが高齢者や障害者宅で除雪ボランティアを行った。
日向コミュニティ振興会(齋藤文之会長)が中心となり、国土交通省の克雪体制支援調査事業の助成を受け、市社会福祉協議会や市ボランティア連絡協議会、市などと連携して2012年度から年1、2回実施している。本年度は2月11日(土)と2回計画されており、初回のこの日は庄内一円から、高校生や大学生を含め約120人が参加。11班に分かれ、酒田市大台野、升田両集落の高齢者らの計18世帯で除雪した。
このうち最も奥まった大台野では29人が3世帯を除雪。積雪が2―3メートルほどと屋根に届きそうな家で、参加者たちは玄関周りを中心にスコップやスノーダンプを使い、雪を懸命にかき出した。昨冬に続き2回目の参加という酒田西高2年の嶋田哲大さん(17)=酒田市若竹町二丁目=は「将来、ボランティアに関する仕事に就きたいと参加した。同じ酒田でもこんなに雪が多い所があるとは驚き。大変だが、人の役に立ててうれしい」と話した。