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2017年(平成29年) 2月9日(木)付紙面より

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酒田を飲み歩こう

 酒田市の飲み歩きイベント「雛(ひな)バル」が10日(金)―18日(土)の9日間、同市の中町とJR酒田駅前の飲食店約30店で開かれる。チケット1枚を出すと地酒と各店自慢の料理の「雛バルセット」(1000円相当)が提供されるもので、ひな祭りのにぎわいに向け、酒田の食の魅力を発信する。

 バル(bar)はスペインのバーを兼ねた食堂のことで、北海道函館市で2004年、酒と料理を組み合わせたチケット制の飲み歩きイベント「バル街」を始めたのを機に、同様のイベント名として全国に広まっている。

 雛バルは、酒田地区の酒造、酒販、観光の各団体、市などでつくる「酒の酒田の酒まつり実行委員会」(会長・佐藤貴夫酒田小売酒販組合理事長)が昨年度に初めて実施した。地区に9蔵元ある地酒の魅力を発信し、冬季の周遊・滞在型観光につなげる狙い。

 2回目の今年は、レストランや居酒屋、すし店、割烹、中華料理店、ラーメン店、スナックなど昨年より2店多い29店が参加する。うち8店は酒田柳小路「北前横丁」屋台村。チケット1枚で、地酒と各店自慢の料理(前菜盛り合わせや刺し身、すし、天ぷら、鍋料理、焼き鳥、もつ煮込み、串カツなど各店で異なる)のセットを味わえる。

 チケットは4枚つづりで、前売りが3300円、期間中は3500円。タクシーチケットとしても使える。各参加店や酒田商工会議所、酒田ふれあい商工会、酒田市観光振興課などで扱っている。参加店と提供メニューを載せたチラシは市のホームページなどで公開中。問い合わせは実行委事務局(市観光振興課内)=電0234(26)5759=へ。

2回目となる今年の「雛バル」のチラシ
2回目となる今年の「雛バル」のチラシ



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