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2017年(平成29年) 3月22日(水)付紙面より

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弦楽とパイプオルガン共演

 酒田光陵高音楽部管弦楽班(前田孝夫、大井直顧問)の第5回弦楽アンサンブルコンサートが20日、酒田市光ケ丘一丁目の酒田キリスト教会(高橋富三郎牧師)のチャペルで開かれ、艶やかな弦楽と荘厳なパイプオルガンの響きが聴衆を魅了した。

 旧酒田中央高音楽部の活動を引き継ぐ、庄内地方では数少ない高校の管弦楽の部活。コンサートは2013年から毎年、市民に開かれた教会を目指す同教会の協力で開催している。今回は岸茜里部長(2年)ら1、2年生の部員9人がバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスを担当、これまでの練習成果を披露した。

 第1部ではパッヘルベルの「カノン」を皮切りに、映画「菊次郎の夏」より「Summer」などおなじみの曲を演奏。テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」より「恋」では、今春に卒業した3年生の女子2人が友情出演し「恋ダンス」を踊り、盛り上げた。

 第2部では、酒田フィルハーモニー管弦楽団の団員3人と、同市在住のオルガン・チェンバロ奏者の黒木香乃さんが賛助出演。ラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ヘンデルの「オルガン協奏曲第5番ヘ長調」などを演奏した。このうちオルガン協奏曲は、黒木さんが教会備え付けの本格的なパイプオルガンで荘厳な音色を響かせ、生徒らの艶やかな音色の弦と共演。神聖なチャペルという会場の雰囲気もあり、詰め掛けた市民らは引き込まれるように聴き入っていた。

弦楽とパイプオルガンが共演、聴衆を魅了した第2部
弦楽とパイプオルガンが共演、聴衆を魅了した第2部



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