2023年(令和5年) 8月9日(水)付紙面より
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酒田市の中通り商店街で毎月第1日曜の朝に開催している「さかた北前朝市」の会場で6日、同市の浜田小学校(石垣学校長、児童178人)3年生が路上ライブを披露、道行く人たちに酒田の魅力を歌で発表した。
総合学習の一環。学区内で開かれている朝市を見学した際、盛り上げに一役買うとともに、より地域活性について理解を深めようと企画した。3週間ほど前から練習を重ね、朝市の実行委員会(高橋剛会長、事務局・元気インターナショナル)の協力で今回初めて発表した。
朝から気温が上がったこの日、3年生29人のうち18人が引率の先生らと共に参加。道行く買い物客らに「少しだけお時間よろしいでしょうか」と元気に呼び掛け、ディズニーの「小さな世界」や、酒田の魅力を歌詞に込めたオリジナルソング「ぼくらのまち、酒田」などを歌とリコーダー演奏で披露した。
また牛乳パックを材料に、庄内砂丘メロンをイメージして手作りしたという「メロンけん玉」をステージ発表。朝市に訪れていた買い物客らはステージの前で足を止め、子どもたちの元気な歌声に温かい拍手を送っていた。
参加児童の小柳央果さん(8)と木津初穂さん(8)は「すごい緊張したけどいい思い出になった」「恥ずかしかったけど楽しかった。酒田のいいところを紹介できて良かった」と達成感あふれる笑顔で話した。担任の高山綾子教諭によると、児童らは来月以降も路上ライブを行う予定という。