2023年(令和5年) 9月2日(土)付紙面より
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月が地球に近づき、一年で最も明るく見える満月「スーパームーン」の観望会が30日夜、酒田市の東北公益文科大学(神田直弥学長)で開かれ、参加者たちが希少な天体ショーを楽しんだ。
酒田市デジタル人材育成委託事業として、公益大地域共創センターが主催。素粒子理論や天文教育を研究している公益大の山本裕樹教授を講師に、月についての講話と望遠鏡での観望を行った。
この日はオンラインを含め天体に興味のある学生や市民ら約50人が参加。山本教授は天体の公転運動や月の満ち欠けについて説明した後、「月と地球の距離は最も遠いと約40万6000キロ、最も近くて約35万7000キロで、視直径で約14%大きさが違う。今回の最も近い満月の瞬間は8月31日の午前10時36分のため日本では確認できないが、条件が近い今夜、一緒に観察してみましょう」と解説した。
その後、中庭に移動し南東の空を観望。あいにくの曇り空だったが、晴れ間に月の全体が見えた瞬間、参加者たちは「きれい」「大きく見える」と感嘆しながら望遠鏡をのぞいていた。
親子で参加した亀ケ崎小2年の齊藤和玖(わく)君(8)は「宇宙に興味があって参加した。望遠鏡で月を見たら、クレーターがきれいに見えてすごいと思った」と話した。
2023年(令和5年) 9月2日(土)付紙面より
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個人消費の喚起などを目的に、酒田市の酒田ふれあい商工会(富樫秀克会長)は、9月1日から消費喚起事業「ふれあいスタンプラリー」を開始した。10月1日(日)までの間、市内62の会員事業所で買い物するとシールを贈呈。シール数に応じて地元の人気商品が当たる抽選会に応募できる。
地元店舗の周知、来店機会の創出を図ることで、コロナ禍で大きな打撃を受けた地域商工業者などの販売促進、地域経済の活性化につなげようと、昨年に引き続き市と共に企画。10月1日までの期間中、ポスターやのぼり旗を掲示している小売、飲食、理美容、宿泊などの会員事業所で買い物をするとシールを1枚プレゼント、これをスタンプラリー台紙に貼っていく。
シール5枚で応募できるA賞(当選10人)は▽平牧工房「三元豚特製カレー・金華豚肉巻きおにぎり6個セット」▽サカタフーズ「ハンバーグ・加工品詰め合わせ」―を用意。3枚以上のB賞(同30人)は▽楯の川酒造▽松山酒造▽麓井酒造▽升田罐詰▽鳥海やわた観光▽みどりサービス―の人気商品が当たる。2枚以上のC賞、1枚で応募可のD賞、特別賞もあり、賞品はバラエティーに富んでいる。台紙は二つ折りの名刺サイズで、各会員事業所でもらうことができる。シールを貼った台紙を会員事業所の応募箱に投函(とうかん)し、応募は完了。1人何枚でも応募することができる。
商工会事務局は「昨年の応募総数は5706枚で、『お客さんとのつながりができた』『チラシを見て初めて店に行った』など会員事業所からも応募者からも大きな好評を得られた。住民に地元の店舗を知ってもらうきっかけになれば」と話した。参加事業所は商工会ホームページ=https://sakatafureai-shokokai.jp/=に掲載している。抽選会は10月上旬で、当選者には10月中に賞品を発送する予定。問い合わせなどは酒田ふれあい商工会=電0234(52)3012=へ。