2023年(令和5年) 9月13日(水)付紙面より
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飼料用として栽培されるカボチャ「アトランティックジャイアント」の重さを競う恒例の「北平田おばけカボチャコンテスト」が11日、酒田市の北平田コミュニティセンター駐車場で開かれた。丹精込めて育てたカボチャが並び、「でっけぇー」とその大きさに驚いていた。
コンテストは、北平田地区の農家有志による「北平田農産物愛好会」(高橋辰雄会長)の主催。2000年から毎年、地区住民が空き畑地を使って「おばけカボチャ」を栽培、重さを競うコンテストを開催している。愛好会役員が育成した苗を希望者が受け取って栽培する方式を取り、24回目の今年は地区内の6人から計15点が出品された。
大きいものはフォークリフトで運び、一つ一つはかりに載せて計量。その結果、佐藤一郎さん(89)=曽根田=が95・4キロで2年連続4回目の優勝に輝いた。19年には191・0キロで優勝した佐藤さんは「少雨や猛暑の影響で水管理が大変だった。このコンテストではまだ誰も達したことのない200キロを目指して来年も頑張りたい」と話した。
東根市で開催されていた「おばけかぼちゃコンテスト県大会」が18年に終了したため、県内では唯一のコンテスト。高橋会長は「遊び心で始め、これまで続けてきた。これからも継続していきたい」と話した。会場ではこの他、カボチャの重さ当てクイズも行われた。